痔

 一般的に、痔の原因は食生活やストレスや血行不良などと言われますが、何が悪いのかよく分からないというのが本音だと思います。

 痔の原因は心の問題です。精神的な排出力が弱いのです。肛門と言うのは、肉体的な排泄器官です。不要な物を速やかに体外に出す役割があります。ここの調子が悪いと言う事は、スピリチュアル的にも排泄機能が弱い事を意味しています。「ふんぎりがつかない」状態の精神を持っている方が患うようです。現代は知識も食料も豊富です。こうなると、入れる事ばかりで出す事を忘れるのです。ここがストレスとかかわる部分だと思いますが、不要な思考、不幸な思考、過去の成功や失敗、いらない思考はたくさんあります。 痔になる人は過去を引きずっているのです。「踏ん切り」がつかないと言う事は、「糞切り」がつかない事になるのです。踏ん切りとは、どういう意味か? それは思い切って決心する事と言われます。踏ん切りとは別の言葉で言えば「区切り」です。仕事もそうですが、いろんな考えに対しても区切りがあります。過去の嫌な事、不幸な体験、失敗体験、恥をかいたとかいじめられたとか、いろんな過去をそのまま心の中にため込んでいる状態は良くないのです。これは精神的な便秘です。貯めこみ過ぎると辛いですから、手放して下さい。辛い事をいつまでも考えていると、永遠に幸せになる事はできないのだと知って下さい。幸福になる方法はひとつです。不幸な事を考えるのを止めて、幸福な事を考える事。それが出来れば苦労しないと言われそうですが、これは、「思考訓練」ですから練習していないだけです。まず必要なのは、「幸福になる決意」です。幸福になるためには、勇気も努力も必要なのです。多くの方は自分を変えたくないので、いつもぬるいお風呂に入っているような状況なのです。ぬるいお風呂は温まりませんが、外にでるともっと寒いので出たくない。幸福になるためには、過去を捨てないといけません。辛い過去や情けない自分と対決して区切りをつけないといけません。その方法はいろいろあります。いずれにしても、勇気をもって自分を見つめる必要があります。多くの場合は、自分の汚い部分は隠しています。隠しているから、いつまでたっても排泄出来ず、肉体的には痔になるのです。みんな心の中に傷や不幸を抱えています。 この精神的な汚れを取り除く事が必要なのです。

 キーワードは許しと感謝です。

 自分を許し、他人を許し、すべてを受け入れる。憎しみを捨てて、愛を取ること。多くの場合は、自分を憎み、他人を憎み、環境を憎んでいます。愚痴をいい、不平不満をいい、反抗し、否定します。そのまま暗い心で生きていたら、幸せになれるはずがないのです。心の中に愛と希望をともす。不要な悪想念は捨てるように努力する。そして、感謝の気持ちを取り戻す事です。足りない物を嘆くのではなく、今あるものに感謝する生活です。感謝を習慣にすると、本当に感謝するような事がおきて来るのです。愚痴を習慣にすると、本当に愚痴を言いたくなるような事ばかりおきます。悪想念の便秘を解消する。まずは心の中を綺麗にしましょう。これが痔を治すスピリチュアルな方法です。

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