病人に接する心掛け

 言葉には力があるので、病人に接する人は、光明的な言葉を出していく必要がある。

 「絶対よくしないではいられない」という気持ちを持つ必要がある。

 人間は霊的な生き物なので、心の作用をそうとう受けるから、生命力を注ぎ込まれると、病気もよくなる。また、人間の体には自然治癒能力がかなりあるので、心を変えてあげることで、ずいぶんよくなる。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『心と体のほんとうの関係。』で以下のように説かれました。

「病人に接しなければならない立場の人は、「言葉」について、もっと研究する必要がありますね。医者は、責任を取らされることが非常に多いものですから、とにかく最悪のことを言うものです。家族に「治る」などと言っておいて、患者が死んだりすると、自分が責任を取らされて大変なことになるので、「危ないかもしれない」と言うのです。手術をするときは「五分五分ですよ」「命の保障はできませんが、それでもよければ手術をします」などと言うわけです。確かに、「よくなる」と言っても駄目になることもあるので、そういうことを経験すると、だんだんネガティブ(否定的・悲観的な態度)になっていくことは事実でしょう。しかし、言葉には力があります。病人に接する人は、もう少し光明的な言葉を出していく必要があるのです。医者から、「あなたは死にますよ」と言われたら、ほんとうに長生きできなくなってしまいます。その上、家族に、「もう死にそうです。この人は、あと三カ月の命です」と言ったら、みんなが信じ込んでしまい、ほんとうに、そのようになっていくでしょう。反対に、落ち込んでいる人が、言葉を一つかけられただけで、急に血の気がさし、顔色もよくなって、元気になることは、幾らでもあります。病人と接する人は、もう少し自分を訓練して、「絶対よくしないではいられない」という気持ちを持つ必要があるわけです。たとえば私を病院に雇っていただけたら、私がいるだけで病人はものすごく減るでしょう。別に医療のことを知らなくても、私が病室を回って患者と話をしたら、患者は、みな、ぐっとよくなっていくと思います。そういうものなのです。人間は物質的なものではありません。やはり、霊的な生き物なのです。人間の体は、そうとう心の作用を受けます。したがって、生命力を注ぎ込まれると、病気もよくなるのです。人間の体のなかには自然治癒能力がかなりあります。しかし、自分の心が、悪いほう、病気を出す方向に傾いていると、どうしても病気のほうをつくっていくのです。病人の心を分析してみると、真理に適っていない心ばかりです。愚痴、不平不満、嫉妬、やっかみ、恨みつらみ、「環境が悪い」「人が悪い」という思い、こればかりです。ほんとうは、こういう心によって、自分の体をもっと悪くしているのです。これは、心を変えてあげることによって、ずいぶん変わりますので、病人に接する人は、どうか、そのような点を心掛けてくださいね」

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