心を癒す魔法の言葉

(『心を癒す  ストレス・フリーの幸福論』講義」での質疑応答)

「ストレスのなかにある人は自己評価が低くなっている。ストレスのなかにある人は、自分に対する評価が低くなっています。少なくとも、そのときは自己評価が低くなっていて、自分に対してマイナス思考になっているのは、ほぼ間違いないのです。それを、「ちょっと待ってください」と言って、その人が今までやってきたことや、その人に対する見方で、「ほかの人は、あなたのことをこんなふうに見ているんですよ」と、その人が自分では気づいていないところを教えてあげることは、非常に大事なことなのです。仕事もできて頭もいい人であっても、悩みを深く考える傾向はあり、マイナス思考になりやすいんですね。どんな人にもほめるところはある それをプラス思考に変えていくには、どうしたらよいかということですが、やはり、「人の言葉」で立ち直るのです。それが大事です。わざと作為的に持ち上げる必要はないのですが、素直にスッと感じたことを言ってあげればいいわけです。どんな人でも、ほめることはできるのです。相手が悩みやストレスのなかにあるときにちょっとした言葉が使えるかどうか 人は、けっこう冷ややかに見ているところがあって、「この人は、いつもほめられているだろう」と思うような人に対しては、「どうせほめられているだろうから、私が言っても、そんなのは無駄だ」ということで、かえって意地悪なことを言ったり、腐してみたくなったりすることもあります。しかし、同じ人間ですから、やはり、ほめる言葉を言ってあげると、元気になることはありますね。こうしたことは、夫婦関係などでも役に立つのです。「相手が悩みやストレスのなかにあるときに、ちょっとした言葉が使えるかどうか」ということは、大きいのではないかと思います」

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