睡眠についての霊的知識

睡眠中に霊界に行っている

 睡眠中には魂が肉体から抜け出して霊界に行っており、その間、食物からは得られない、霊界(実在界)のエネルギーを補給しているということです。

 こうした前提に立つだけで、睡眠に対する考え方は変わるのではないでしょうか。

「人間は一日八時間ぐらい寝ています。なぜ寝なければいけないかということですが、魂が地上ばかりにとらわれると、死んだときにあの世で迷ってしまうので、生きているうちから睡眠中にからだから抜け出しているわけです。みなさん覚えていないだけで、だれでも幽体離脱を経験しているのです」(『真理の発見』)

「肉体だけであるならば、食べ物だけを食べていれば生きていけるのですが、人間は精神的存在であるため、睡眠を通して必ず実在界のエネルギーを受けないと、霊的に生きていけないのです」(『超・絶対健康法』)

 

霊界エネルギー不足だと悪霊に弱くなる

 では、霊界エネルギーが不足すると、どのような影響があるのでしょうか。睡眠不足のときの、気だるくて頭にモヤがかかったような感じは、霊的にはどのような状態なのでしょう。

「体力が落ちてくると、判断力が鈍ってきますし、交渉力も落ちてきます。当然ながら、相手を説得する前に自分がくたびれてしまいます。また、『インスピレーションが悪い』『悪いイマジネーションばかりが湧いてくる』というように、全部が悪循環に陥ってくるのです。その意味では、睡眠も大事ですし、肉体の訓練も大事です。睡眠不足だと悪いインスピレーションが多くなりますし、睡眠不足の人は、長い目で見て、やはり成功しません」(『不況に打ち克つ仕事法』)

 私たちは、思った以上に霊的な影響を受けて生きています。自分の頭で考えて行動しているつもりでいても、守護霊のインスピレーションで判断できている場合もあれば、悪霊の惑わしを受けてしまうこともあります。霊界エネルギーが足りないと、悪い影響を受けてしまいます。 

「睡眠不足だと、悪霊や悪魔に対しては、とても弱くなります。したがって、生活を正し、体の調子を維持する努力をしてください。『夜、なかなか眠れない』という人も多いでしょうし、仕事によってはしかたがないこともあるかもしれません。日中はできない仕事もあるので、全部が全部、当てはまらないとは思いますが、やはり、悪魔の活動時間は夜であることが多いのです。したがって、大事な判断を伴う仕事は、なるべく日中にするように努力したほうがよいと思います」(『悪魔からの防衛術』)

 重要な判断にあたって、悪霊や悪魔にそそのかされて悪い判断をしないようにするためにも、しっかり睡眠をとり、体調を整える必要があります。

 

睡眠の質を上げる寝る前の習慣

 時間的にはたっぷり寝たはずなのに、目覚めが悪かったり、今一つ疲れが取れていないといったこともあるかもしれません。いろいろな原因が考えられますが、睡眠中に地獄界に行ってしまったという場合もあります。

 そうならないためには、寝る前がとても大事です。

「リラックスした状態になってくると、脳の活動を中心とした精神作用が次第しだいに鎮静化して、意識の水面下に沈んでいきます。そうすると、それとちょうど交替するようなかたちで、潜在意識という、通常は表に出てこない部分が浮上してきます。つまり、夢のなかでみなさんがいろいろな体験をされるような、心だけの世界、純粋な心の映像の世界が表面に出てくるわけです」(『心の挑戦』)

 ちょうど寝る前から寝入る瞬間までは、潜在意識が、意識の表面に出てくる途中の状態。そのときに見たり聞いたりしたもの、あるいは考えたものは、潜在意識に影響を及ぼします。

「潜在意識へのインプットは影響力が大きいため、寝る前に、『富』や『繁栄』、『成功』等を肯定する思想を心のなかに落として寝る癖をつけたほうがよいと思います」
「マイナスのことを考えていると、マイナスのものが寄ってきます。逆に、プラスのことを考えていると、そのプラスのエネルギーが、ほかの人に移っていき、世の中が明るくなっていくのです」
(『夫を出世させる「あげまん妻」の10の法則』)

 

 寝る前の時間をどう過ごすかは、人生の成功を左右するほど重要なことと言えそうです。良い睡眠で潜在意識をプラスで満たして、世の中を明るくしていきたいものです。

 睡眠の本当の意味は、第一に本来人間が霊的存在であることを忘れさせないために、実在世界に還ること、第二に、霊界エネルギーの補給である。

 幸福の科学大川隆法総裁は、著書『超・絶対健康法』の中で以下のように説かれました。

「「ナポレオンは三、四時間しか眠らなかった」とも言われていますが、忙しい現代人のなかにも、「睡眠は無駄な時間」と思っている人がいるようです。睡眠時間が短ければ、その分、活動時間が増えるので、より多くの仕事ができるかのような錯覚をしているわけです。世の中には、“短眠法”のようなものを奨励する仕事をしている人もいます。しかし、実際に短眠法をやり始めて、最初は「睡眠時間が三時間でも疲れない」と言ってバリバリ働いていた人が、一カ月ぐらいすると、だんだんフラフラになって仕事のミスが多くなり、結局、会社をクビになってしまったというような話を聞いたことがあります。これは極端に走った例ですが、「睡眠の本当の意味」が分かっていないのです。私たちは睡眠中に、肉体から霊体が離れ、実在世界に還っています。これは“里帰り”の現象であり、本来、人間が霊的存在であることを忘れさせないために、そういう習性が与えられているのです。これが睡眠の持つ意味の一つです。もう一つの意味は「霊界エネルギーの補給」です。私たちの肉体は食べ物によって養われていますが、霊体そのものは、実在界にある霊界エネルギーによって養われています。霊界エネルギーの一部は、食べ物を通して入ってくることもあります。動物の肉とか植物、穀類、ミルクなどのなかには、もともと生命エネルギーが入っているので、一部分は食べ物からも吸収しているのです。しかし、それだけでは十分ではありません。肉体だけであるならば、食べ物だけを食べていれば生きていけるのですが、人間は精神的存在であるため、睡眠を通して必ず実在界のエネルギーを受けないと、霊的に生きていけないのです。人間には平均八時間という長い時間の睡眠が必要です。機械でも、八時間も休ませるというのは、あまりないでしょう。「それだけ休ませないと、もたない」というのは、「睡眠によって実在界のエネルギーを得る」という意味があるからなのです。人間は永遠の生命を持っており、長い長い転生輪廻の過程で、肉体に宿るのは、ほんの一瞬のことです。それ以外は、長い長い霊的生活を送るので、それを忘れないようにするために、睡眠時に霊界に還ることは大事なことなのです。」

 また、総裁は、著書『神理学要論』の中で以下のように説かれました。

「私たちは睡眠中に、往々にしてこの肉体から霊体が離れて、実在世界に還っているのです。この実在世界のなかには、天国も地獄も両方ありますが、そこに還っているのです。これは里帰りの現象であるし、私たちが霊的存在であるということを忘れさせないためにも、そういう習性をつけてあります。これは死んでからあと、困らないようにするために、そういう経験をずっと積ませるようにしているのです。もうひとつは、私たちの肉体は食物によって養われますが、私たちの霊体そのものは、実在界にあるところの霊界エネルギーによって、養われています。この霊界エネルギーの一部は、食物を通して入ってくることもあります。食物になったもの、いわゆる動物の肉とか、あるいは植物、穀類、ミルクなど、いろいろなもののなかには、もともと生命エネルギーが入っていますから、一部分はもちろんそちらからも吸収していますが、これだけでは霊体エネルギーとしては十分ではないのです。ガソリンを補給するように、必ず実在界のエネルギーを受けないと、霊的に生きていけません。それは、人間が精神的存在である以上、そこから抜け出すことはできないからです。動物ではないのです。肉体だけであるならば、食べ物だけを食べていれば生きていけるのです。しかし、人間には平均八時間といわれる、あの長い時間の睡眠が必要です。機械でも八時間も休ませるというのは、あまりないでしょうけれども、それだけ休ませないと、もたないというのは、これは別の意味がそこにあるからです。この睡眠によって、実在界のエネルギーを得ているのです。また、これが霊的な進化の原則になっているのです。睡眠中に自分の守護霊と会って話をしている、友人と会って話をしている、また、地獄霊にしごかれる。いろいろありますけれども、そういう霊的な特訓を受けて、忘れないようになっているのです。」

 非常にリアルな夢、空を飛ぶ夢、あまりにも怖い夢、非常になまなましい夢、くり返し見る夢、続きを見る夢のような場合は、霊界体験であることが多い。

 ただ、目が覚めたときには、霊界で会った人を、この世の人に置きかえるなど、この世的に翻訳したかたちで覚えていることが多い。また、自分も相手も、睡眠中に肉体を抜け出して、あの世で会うこともある。

 夢には、霊界体験もかなり含まれている。

 総裁は、著書『繁栄の法』の中で以下のように説かれました。

「睡眠中の夢について、学者はその秘密をなかなか解けずにいます。夢には、前日に起きたことの残像が記憶に残っていて、その延長として想像でつくっているものもありますが、それだけではなく、実は霊界体験もかなりふくまれているのです。みなさんは非常にリアルな夢を見ることがあるでしょう。カラーの夢、手ざわりがある夢、話している相手に存在感があり、相手がなまなましく感じられる夢 このような夢は、霊界での体験であることが多いのです。また、空を飛ぶ夢を見ることもあると思いますが、この場合も、たいていは霊界に還っています。何者かに追いかけられる夢、マシンガンで撃たれながら逃げ回っているような夢を見て、「自分はきのう、よほど悪いことをしたのかな」と反省してみても、まったく身に覚えがない場合は、霊界の地獄界を見学に行ったと考えてよいでしょう。これは、「おまえが死後に来る世界はここだぞ。おまえが死ぬのを待っているぞ。おまえが死んだら、こうやって追い回してやるからな」と、あの世の人たちが警告してくれているのです。あまりにも怖い夢、非常になまなましい夢、くり返し見る夢の場合は、その間、霊界に還っている可能性が高いと言えます。また、一カ月前や一週間前に見た夢の続きを見たり、夢の途中で目を覚ましてまた寝ると、その続きを見たりする場合も、その夢はほとんどが霊界で現実に体験していることなのです。このように、睡眠中はだれもが霊界に還ることができます。ただ、睡眠中に霊界で体験したことは、目が覚めたとき、この世的に翻訳したかたちで覚えていることが多いのです。たとえば、霊界で会った人を、この世の人に置きかえていることがよくあります。そのため、それが霊界での体験だと分からないのです。それとは反対に、この世に生きている人と、あの世で会うこともよくあります。自分も相手も、睡眠中に肉体を抜け出して、あの世で会っているのです。そのように、この世の人間もよく霊界を歩いているのですが、この世の人間の場合には、後頭部にアクアラングのホースのような“ひも”が付いています。これを「霊子線」といいます。この霊子線がずっと伸びていて、この世のどこかの家のなかまで続いているので、「この人はまだ生きているのだな」ということが分かるのです。地上に生きている人の場合は、霊界に行っても、ひも付きで動いているため、霊界の比較的浅いところまでしか行けません。四次元の精霊界か地獄界のあたりを散歩していることが多いのです。この世に生きたままで霊界のかなり上のほうまで行けるのは、よほど修行が進んでいる人だけです。しかし、まれに、一定の使命がある人に霊界体験をさせるため、指導霊がその人を上の世界まで連れていくこともあります。みなさんも、「睡眠中に霊界に行けるのだ」ということを意識して、見た夢の内容を覚えておくようにすると、霊能者でなくとも霊界体験が積めます。しかも、これは非常に危険性の少ない方法なのです。」

金縛り

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