霊的世界こそ科学に

残された最大の「未知」

  医学がどんなに進歩しようとも、人間の本質は肉体に宿っている魂であるという真実に変わりはない。人間の肉体を支配しているのは心であるからこそ、いつの時代も、正しい心の持ち方を教える宗教によって病気が治る事例が後を絶たないのだ。

 しかし、現代の医者は医療現場でそうした事例に直面しても、偶然か何かで片付けてしまうことが多い。それを追求して世に問う医者もいるが、残念ながら、人間が霊的存在であることを明確に認めている人はまだ少ない。「科学で実証されないものの存在は認めない」という姿勢が、医学の世界では頑強なまでに貫かれている。

 しかし、科学の本来の目的は未知なるものの探究にあるはずだ。これまでの学問の前提が崩れるからといって、未知なるものを避け続けてよいのだろうか。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『救世の法』のなかで信仰と科学の関係について以下のように説かれておられます。

「私たちは科学を決して否定していません(中略)。『科学のなかにも、神の真理、仏の真理は流れている。人類を幸福にする原理の一部は入っている』と言っています」

 「科学の未来は、実は、この信仰の上に成り立つものです。この信仰があって初めて、霊的存在やあの世の世界の探究が始まります」

 医学をさらに進歩させ、病気で苦しむ人々を救っていくためには、医者はもっと目に見えない世界の真実に心を開いていく必要がある。その際、人類を創造し、育んできた神仏の心を伝える宗教は、必ずや確かな指針を与えてくれるに違いない。