幹細胞

 幹細胞とは、幾種類かの組織細胞のもとにあたる細胞で、そこから分化して骨や血管、筋肉などになる変化する能力を持っている細胞のことをいう。

 再生医療に使う細胞には、成人の体から採る体性幹細胞と、受精卵を人為的に操作して作り出すES細胞がある。

 再生医療などへの応用が期待されるMuse(ミューズ)細胞と名付けられた「多能性幹細胞」が発見された。

 体性幹細胞には拒否反応の心配はないが、限られた種類の細胞にしか変化しないという限界がある。

 万能細胞と呼ばれる iPS細胞(人工多能性幹細胞)やES細胞に比べれば様々な細胞になる能力は劣るのだが、患者から簡単に直接採取でき培養もそれほど難しくないという利点がある。

 参考

 そのような「手軽さ」もあって、がんや脊髄損傷、リウマチ、糖尿病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)といった難病や障害に「効果が期待できる」と称して施術する医療機関が拡大している。しかしながら、臨床試験などによって効果を確認した病気は限られており、安全性も研究段階にある。

 いまだ実験治療の範疇にあるため、当然のごとく保険適用はされず、患者が全額を自己負担する自由診療の中で実施される。ゆえに、その費用は数百万円にも及ぶ場合もある。このため、厚生労働省は、「患者に使う場合は大学などの研究機関にある倫理委員会と国の二重審査を受けた後に、厳しい安全管理の下で行うよう」との指針を出している。

 人体の再生術について、幸福の科学大川隆法総裁は、『超・絶対健康法』で次のように述べておられます。

「精子と卵子が合体して、そのちっちゃなものがこれだけの大きな体になって完成した姿になるという設計図を体が持っているのならば、もし人生の途上で何らかのけがや病気で使えなくなったとしても、その力を素直に働かすことができたら再生してくる力も人体は持っているはずなんです。これが治らない理由は、受けている教育が唯物論的な教育を受けているし、信じていない。そもそも信じていないために治らないんですよね」

 唯物論に立脚する科学技術だけでは、得られる成果に限界がある。再生術が本当に人類に福音を与えるようになるには、最新の科学技術と霊的生命観の融合がキーになるでしょう。

 真なる信仰のもとに科学と宗教が融合する未来社会においてのみ、未来型治療法としての再生医療が力を発揮できるのではないでしょうか。

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