エンリルが天上界にまだ残れている理由

 幸福の科学大川隆法総裁は、『神々が語る レムリアの真実』にてゼウスの言葉(「霊言」)を次のように述べられておられます。

「「エンリルたちは、昔、宇宙人として地球に来た人たちである」という情報については、確かに事実と合っていたのです。ただ、エンリルは、地球に来た最初の宇宙人ではありません。このエンリルは、文明実験として、パイトロンというものを使い、人霊の増幅計画、拡大計画のようなことを行いましたが、結局、あまり、いい出来にはならなくて、失敗に終わりました。ただ、要するに、宇宙の技術でもって複製をつくり、地球の人霊を増やそうとした部分でもって、造物神のように名乗っているのかと思います。しかし、現実には、今言ったように、混乱はここから起きているし、この人が地球に来るときに、宇宙から連れてきた副官がルシフェルなのです。このルシフェルが、「サタン」という名前で地上に生まれたあと、地獄に堕ち、その後、その後始末で大変になっているわけですね。彼らは、言うことをきかないのです。言うことをきかない、我の強いタイプの種族なんですね。そして、力の強さを競う傾向があるのです。その自我の部分が、結局、ルシフェルが地獄界の生き物として封じ込められた原因だと思います。彼らの元の星は、いわゆる“恐竜の世界”のようなものだと思ってください。恐竜の世界であれば、「食うか、食われるか」というような、強いものが勝つ世界です。そのような世界では、勝てばいいのですから、強ければ強いほどいいわけであり、場合によっては、相手を食べてしまえばいいわけです。そういう世界での正義とは何かというと、「相手を食べられるほど強い」ということです。巨大な歯を持っていたり、腕力や爪の力が強かったりする。あるいは、あるものは空を飛べる。あるものは、尻尾で打つ力が非常に強い。これは、今で言えば、格闘技の世界のようなものでしょうか。そうした、「相手を食べられるほど強いものが、神に祝福されている」というような考えが、その惑星にはあったのだと思うのです。そこでは、科学技術も進んでいたけれども、そういう面もあったのだと思うんですね。エンリルが天上界にまだ残れている理由は何でしょうか。そうした「弱肉強食」のかたちのなかにも、やはり、進化の原理があり、一部、人類を繁栄させる思想につながっている部分があるので、「完全に悪である」とは言えないでいるところはあるのです。ただ、これが、「単なる支配欲や、攻撃性、排他性に転化したときには、やはり地獄的なものになる」という、きわどいところがあるわけですね。例えば、ニューヨークは、競争の都市であって、繁栄していると同時に、貧困層や、堕落した者、犯罪者をたくさん生むような面があります。「弱肉強食が過ぎると、そういう面が出てくる」ということですね。」

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