羽衣伝説

約2000年前に実際に起きた“天女失踪事件”とは?

天橋立

 「天橋立」とは、京都府宮津市の宮津湾と、内海の阿蘇海を南北に隔てる砂州(さす)のこと。宮城県の「松島」、広島県の「宮島」と並んで、日本三景の一つに数えられる。

 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が天に通うために梯子を作って立てたため、「天の橋立」と言われる。しかし、大神が寝ている間に倒れてしまい、現在の姿になったと言われている。

天橋立の羽衣伝説とは

 「丹後國風土記」と地元の集落に古くから伝わるものと二つの伝説がある。後者によれば、丹後半島のほぼ中央、比治[ひじ]山(磯砂山[いさなごさん])の山頂の池に、8人の天女が舞い降りた。それを密かに見ていた猟師が、一人の天女の衣装を隠すと、他の天女たちは天に飛び上がってしまったが、衣を隠された天女だけ人間界にとり残されてしまった。「どうか羽衣を返してください」と天女が懇願しても返さない。天女はとうとう諦め、猟師の妻となり三人の娘をもうけた。天女は美しいばかりでなく、養蚕や機織り、米作りや酒造りを教え、村は豊かになった。しかし、天女は天が恋しくなり、ある日なり隠してあった羽衣を見つけて天に帰って行った。

 

羽衣伝説の天女は宇宙人?

 日本各地に存在している逸話「羽衣伝説」。天から羽衣によって天女が舞い降りてくる伝説であるが、なぜ、日本各地に同様の伝説が存在しているのか、天女とは一体何者なのか未だに謎である。  

 ほとんどの羽衣伝説に共通しているのが、水辺に降り立った白鳥が人間の女性の姿になり、それを目撃した男性が恋に落ちるというところです。その後、男性は天女が天に帰れないように羽衣を隠す。ここから男性と結婚し、この地へ留まるパターンと羽衣を発見し、天へ帰るパターンに別れる。

 最初に連想されるのは、宇宙人なのではないかということ。竹取物語の「かぐや姫」と同様に、空から謎の力を使い、地上に現れ後に空へ帰る姿は宇宙人をモチーフにしたのではないか。過去に存在した超能力的な力を持った人間だったのかもしれない。

 三保の松原の天女が天に昇る時に使った「羽衣」は、宇宙船から発される「牽引ビーム」と解釈できる。宇宙人が人間をアブダクション(拉致・誘拐)する時に使われるが、羽衣の質感は、体験者の証言によれば、この牽引ビームに近いものがあるとのことです。

浦島太郎

かぐや姫

鶴の恩返し

もも太郎

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