病気が治る人と治らない人

 奇跡が起きる場合、高級霊たちはできるだけ効果的に奇跡を起こしたいと思っている。また、本人にもある種の徳(隠れた徳)が必要です。

 「なぜ、この課題が与えられたのか」ということについて、今世だけを見ても理解できない部分もあるが、すべては「縁起の理法」のなかにあるので、「今世で体験することの裏には、何らかの意味合いがあるのだ」と思ってよい。

 来世というものも必ずあるから、「来世に対し、悪いかたちで、新しいカルマの種まきをしない」ということを心掛けることです。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『奇跡のガン克服法』のまえがき で以下のように説かれました。

「「その人が、なぜ、その病気になり、そういう死に方をするのか」という問題は、今世だけを見た場合には解決できないことがあります。今世だけを見ると、「こんなはずはない」ということもよくあります。ただ、「過去世リーディング」をしてみると、理由が分かることは多いのです。やはり、「人生は今世限りではないのだ」ということを知らなくてはいけません。過去世を何代か遡り、「その人生は、どうであったか」ということを調べてみると、「ああ、なるほど。これのせいで、今世は、こういうかたちで亡くなったのか。つじつまが合っているな」と思われる出来事が出てきます。この世に生きている人間は、通常、それが分からないので、不満に思い、天を恨みたい気持ちになることもあるでしょう。しかし、それぞれの人が固有の人生課題を持って生きているわけです。「なぜ、この課題が与えられたのか」ということについて、今世だけを見ても理解できない部分は、どうしても残りますが、すべては「縁起の理法」のなかにあるので、「今世で体験することの裏には、何らかの意味合いがあるのだ」と思ってよいのです。今世で、「ガンが治る」といった奇跡体験をする人には、それによって、何らかの功徳を積むチャンスが与えられていると見るべきでしょう。「いい人だ」と思われていた人が、ガンになり、あっさり亡くなってしまう場合もありますが、その人の過去世リーディングをしてみると、原因と思われるものが出てくることがあります。過去世で何かがあり、それが原因となって、今世で病気などが起きているのかもしれませんが、来世というものも必ずあるのですから、「来世に対し、悪いかたちで、新しいカルマの種まきをしない」ということを心掛けてください。さまざまな環境に置かれても、そのなかで、できるだけ立派な生き方をするように努力すること、「過去・現在・未来を貫いた人生を生きているのだ」という点を忘れないことが大事です。奇跡が起きる場合、それには、ある程度、優先順位があります。高級霊たちは、「できるだけ効果的に奇跡を起こしたい」と思っているのです。そして、本人にも、ある種の徳が要るでしょう。この世ならざる奇跡が起きるときには、その人のどこかに「隠れた徳」があることは多いだろうと思います。人生には、いろいろなことがあって、思いどおりにはいかないかもしれませんが、最後には、「この世だけではない」という面が、どうしてもあり、これについては、しかたがありません。しかし、大きな意味で外れることはないのです。その人の人生が「いい人生」だったならば、きちんと、その見返りは来ます。人生には、この世だけではないところがあるので、どうか、この世とあの世を貫いて、世のため人のために、上手に生き抜いていってください」

 明るく善良に生きていても、病気になったり、それが治らない場合もあります。それは、過去世のカルマを清算するため、自ら計画して病気になることがあるからです。あの世に還れば必ず意味がわかるので、「人生はこの世限りではない」と思うことが大切です。

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