日常生活は軍事技術で支えられている

ミサイル技術がスーパーで使われている

 赤外線センサの自動ドアは、今やスーパーやオフィスなど至る所に設置され、「業界の常識」となった。

 赤外線センサは、ミサイルを誘導するために使われている高価な軍事技術であった。

 

デジカメの元はスパイ衛星技術

 日系企業で世界シェアトップを占める「デジタルカメラ」。デジカメは、キャノンや、ニコン、ソニー、パナソニックなどが生産・販売している主力商品だが、デジカメも軍事目的から生まれたものである。

 宇宙開発で米ソが競争していた冷戦時代。アメリカは、人工衛星から磁気や放射線に影響されずに撮影できる技術を必要としていた。この研究に挑んだのが、後にノーベル物理学賞を受賞するウィラード・ボイル氏である。ボイル氏は、宇宙で撮影した映像を電子化して地上に送信する「CCDカメラ」の開発に成功。これにより、フィルムを必要としなくなったCCDカメラは、スパイ衛星に搭載され、アメリカの情報収集能力を飛躍的に向上させた。

 デジカメは日本の強みとなっている。写真はある意味でスパイ技術の一種なのである。

 

「軍事研究=絶対悪」ではない

 赤外線センサやデジカメ以外にも、インターネットやパソコン、携帯電話、電子レンジ、テレビゲーム、原子力発電所は、いずれも軍事技術をベースにしている。これらの技術の恩恵を受けていない日本人は一人もいないでしょう。

 日本が経済大国にまで発展できたのは、優秀な技術者が多くいたためです。だが、成長の大きな要因には、他国が発明した軍事技術を商用化してきた事実がある。その大本である軍事技術を否定するのは的外れな意見と言える。

 「軍事研究=絶対悪」という単純な図式で捉えるべきではない。軍事研究は、有事においては、国民を守る要となり、平時においては国民を豊かにする技術にもなり得るのです。

 

暮らしに欠かせない宇宙技術

 宇宙開発の技術は日常生活にも欠かせない。例えば、あらゆる電子機器に搭載される集積回路(IC)やレーザー、テレビのリモコンも宇宙開発の中で生まれた。携帯電話で現在地が分かるのも人工衛星のおかげである。

 宇宙開発に欠かせないもの、それはロケットである。宇宙での活動に必要な人工衛星や補給船などを運ぶための手段である。

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