二コラ・テスラ

 電気工学を学んだ方であれば、テスラコイルが有名なので、二コラ・テスラのことは、知っている方もいるかもしれませんが、ほとんどの方は彼の名前さえ知らないことだと思います。二コラ・テスラ は、ある意味発明王エジソンをも凌駕するとも言われている天才的発明家なのです。大多数の方は、電気を供給するシステムを発明したのは、発明王トーマス・エジソンだと思っていることでしょう。半分は当たっているのですが、半分は違うのです。エジソンは、電力の送電方法として直流方式の電力送電を考えていたのですが、現在の交流送電を発明したのは二コラ・テスラなのです。優れた不世出の天才ニコラ・テスラは、すでに20代の若さにして交流システムを着想していたそうで、1888年には交流発電機と交流モーターを発明しています。この発明は、世界を変えた歴史的な発明なのですが、エジソンの白熱電灯は世界的に有名であっても、テスラの知名度は限りなくゼロに近いようです。

 彼は、交流電源の他、蛍光灯、熱伝導、リモートコントロールの原理、太陽発電など、たくさんの発明を残しており、現在の電化製品の多くはテスラの発明・発見無しには存在し得なかったとも言われている程なのです。そのニコラ・テスラは、霊界からインスピレーションを受けて発明をしていたのでしょう。エジソン がオカルト的なものを研究し、晩年霊界通信器を開発していたのは有名ですが、テスラも、ある意味、オカルト的な霊能者ではなかったのではないでしょうか。

 「少年時代、私は幻影に悩まされた。それはしばしば強烈な閃光と共に現れた。それが現れると、視野の中に現実の物体は失せ、思考や行動も妨げられるのだった。それらの幻影は、かって私が実際に見た事のある物や景色であり、決して私が想像したものではなかった。ある言葉が私に発せられると、その言葉が喚起するイメージがいきいきと脳裏に映り、時として、そのイメージが現実のものかそうでないのか、私自身見分ける事が出来なくなる事があった。」と言います。  

 やがて、彼は、自分のあらゆる思考、行動が外的な刺戟(霊体による刺戟、機械(スカラー波)によって刺戟を与える事)によって自動的に形成されている事に気付いた。自分は感覚器官の刺戟によって反応する「自動人間(オートマン)」なのだと痛感した。この自覚が後に「テロートマティックス」という自律的な運動刺戟制御技術の構想へと発展するのである。

 ところで、ニコラ・ステラはさまざまな研究や発見をしましたが、最後まで追い求めていたのは「世界システム」でした。 「世界システム」とは、地球そのものの電気振動と共振することで、自然界にあるエネルギーを無尽蔵に得ることができるシステムを発明しようと考えていたのです。ニコラ・テスラは、生涯に渡ってこの「世界システム」に没頭していたのではないでしょうか。 しかし、地球上のどこからでも無限にエネルギーが得られるということは、当時のアメリカにおいて、エネルギー供給を独占しているWASP財閥、ロックフェラー財閥などのユダヤ系企業の利益と真っ向から対立することになりました。天才発明者テスラの名前が残っていないのは、FBIなどの力によって一切の資料も持ち去られ、その技術を封印、抹殺されたとも言われています。

 1943年1月7日の夜、86歳になる一人の老人が、マンハッタンのニューヨーカー・ホテルの一室でその長く波瀾にとんだ生涯を終えた。最後を看取った者は誰もいない、孤独な死であった。翌朝、老人の死がメイドによって発見されると、生前の知人達の手によって直ちに葬儀の準備がなされた。葬列は寒風の吹すさぶ冬のマジソン街を葬儀場に向って黙々と進んでいった。ところが、その頃、老人が息をひきとった部屋では、その静かな死とは対照的に慌ただしい事態が起っていた。葬列がホテルを出て間もなく、突如FBIの捜査官達がこの部屋に乱入したのである。彼等は部屋を厳重に捜査し、老人が保管していたと思われる一個の小さな金庫を見つけると、無理矢理こじ開けて、複雑な数式や図面が描かれた書類の一切を抜取った。そして再び影も残さずに立去ったのである。  ニコラ・テスラは1943年1月7日の夜、独身でこの世的には何一つ報われないまま、86歳でこの世を去りました。

 テスラの発明は、あまりにも時代を先取りしていて、自らの利益を阻害するWASPには到底受け入れがたいことであったのであろうと思います。しかし、テスラの発明したものは、その後資料を持ち去ったアメリカの軍事部門に受け継がれました。電力の無線伝送、人工地震兵器(HAARP)、プラズマ光線、気象兵器、反重力装置など。アメリカは、独自のUFOの開発に成功しているとも言われています。  また、フィラデルフィア実験では、テレポートの実験も行われました。

 植物の成長エネルギーを電力に変える方法とか、ニコラ・テスラの考えていた無線電力送電の方法などが実用化されれば、現在の世界から一変するよう幸福な世界が実現するのではないかと思います。

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