不老不死も夢じゃない

 秦の始皇帝は不老不死の薬を求めて逆に寿命を縮め、『竹取物語』でかぐや姫が帝に贈ったのも不老不死の薬であった。『不老不死』は古来から手に入らないものの代名詞です。しかし、これにつながりそうな研究は存在する。

 その一つが、小保方晴子さんの「STAP現象」の研究であったのです。STAP現象とは、「体細胞を弱酸性の液に浸ければ、どんな細胞にもなり得る万能細胞に戻る」というもの。理化学研究所で行われた検証実験では、高度な技術を伴うキメラマウスの作製までは再現できなかったものの、小保方さんはSTAP現象の再現には成功していた。

 不正があったとして論文は撤回されたが、細胞が様々な部位に分かれる前の状態に若返る現象は確認されているのだ。

 この研究が進んで容易に万能細胞をつくれるようになれば、病気になった細胞をすべて再生させて、不老不死も可能になるかもしれない。あるいは不死は無理でも、健康なまま寿命まで生きられるようになるだろう。

 さらに、不老不死を突き詰めれば、「なぜ生命が生まれ、老い、死ぬのか」という生命の究極の謎に行き着く。その謎を解くカギが「プラズマ」にあると考え、HSU未来産業学部で生命の起源について研究している。

太古の地球の海に雷が落ち、そこから生命が誕生しました。もしかすると、雷のようなプラズマを通して、異次元からエネルギーが注入されるのかもしれないという。

 生命の誕生の時、何が起きるのかが解明されれば、生と死についての常識は、今とまったく違ったものになるかもしれない。

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