潜在意識の働き

 人間は、肉体だけでなく霊的存在が中に宿っているが、その霊的存在も何重もの玉ねぎみたいな構造をしている。神様仏様に近い存在が中核部分にあり、その周りが、だんだん人間的なものになっている。一番外側の幽体と言われている部分には、目や鼻やまゆげ、臓器の意識まである。肉体とそっくりの形で、霊視すれば少しはみ出して見えたりする。幽体は臓器意識も持っているので、この世で病気の人が、亡くなってあの世に行くと、臓器意識が痛んだり苦しんだりしているケースがよくある。死んで悟りが開けておらず、充分に自覚のない人は、亡くなった時に痛かった所がずっと痛むことがある。死後、点滴の痛みさえ霊体についてくる。病気の感覚自体は、あの世に持って還ることがある。死んですぐは仕方ないが、死んで何年、何十年も苦しんでいるのはおかしい。  人間の存在が霊的存在であって、死後の世界をどういう風に生きていけばよいかという第一段階の悟りを得ていない人が多い。すでに亡くなった親戚一同、友達、光の天使など、様々に来て話はしているが、意味不明で分からない霊が多い。第一段階の悟りを得ていない彼らは、説得に耳を貸さない。唯物論の部分が相当浸透している。  この世の科学では、人体が車などのように、部品の合成で出来ていると考えている。ゆえに病気になったら、壊れたところを取り替えたり修理しなければだめだと考える。そのため霊的存在に頭を移行するのがとても難しいのです。 このような人達は、頑固で、唯物論を信じ込んでいて、仏教でいう「邪見」に当るので解らないのです。 肉体の病変は、幽体が病んで黒ずみ、異変が出て、それが肉体に現れてくるのです。病気を治療するには、外から肉体を治療するやり方もあるが、内側から治すことも可能です。 そのやり方は、「自分の中には神仏の子としての輝いている部分があるので、この光の部分が霊体の外の病んでいる所を修復できる。」と強く念うと治るのです。つまり幽体の修復が終わると肉体が治ります。  この世的な事で体が具合が悪くなることも、勿論ある。物質的な原因による病気や事故などがあるが、この世のルールとして多少なりとも肉体に変更を加えて治すこともある。例えば、肥満ならカロリー摂取を減らせばいいし、タバコの吸い過ぎで肺がんになったら、タバコをやめれば治る可能性は高い。 しかし、肉体が車みたいなものであって、変わらないという考えは捨てないと、宗教パワーで病気を治しづらい。人間の本体は霊体で、霊体の影響で肉体が変化してくるという考え方が真実である。本来は、地上を去った世界で、自由自在の姿をとっており、創造性に満ちた生き方をしている。心のあり方を通して、体のあり方も変わってくる。天台大師の一念三千のようなものです。医者の言っていることも大まかには間違っているわけではないが、「絶対治らない」とか「一生治らない」というのは間違っていることが多い。人間は、考え方によって人生を変えることが出来る。良いほうにも悪いほうにも創造できる。悪い方の「創造」が病気の元になっている。精神的ショックや自己処罰の概念、自分をあまりにもいじめる気持が、潜在意識に沈殿して病気になることがある。それに気づいたなら、念いの修正をかけていくことです。また、特定の人を恨みすぎていると病気になるし、相手から恨まれたり嫌われることで病気になることもある。生霊(生きている人間の念の力)がやってきて憑依(霊が取り付くこと)している。生霊は現代にもいることはいる。生霊の正体は、守護霊に、本人自身の強い念が合体して取りついてくるもの。相手に執着したり、攻撃する念い、嫌う念いや、相手を首にしたいとか「飛ばしてしまえ」とか「死んでしまえ」などといった念いがへばりついてくる。生霊系を取り除く方法は、基本的に幸福の科学の信者が持っている経典「正心法語」でかなり打ち返せるので、経典CDかけると、だいたい取れます。あとは、幸福の科学の反省修法も非常に良く効きます。心の中に、ヘドロみたいに溜まっていたら、過去の思いや行いを反省して、綺麗にすることです。反省と祈願もして、少しづつ綺麗にしていくことが必要です。

 

潜在意識とは「神の働き」

 潜在意識(無意識)の存在を最初に唱えたのは、精神分析で有名なフロイトでした。彼の理論は、私たちの「自我」の根底に、意識していない隠された自己である「無意識」というものがあり、この無意識が自我をいろいろと支配しているというものです。この考えによれば、無意識とはあくまで「自分の一部」に過ぎないことになります。

 無意識の概念を大きく広げたのが心理学者ユングです。ユングは、人間一人ひとりの無意識は根っこの部分で人類全体の「集合的無意識」につながっていると考えました。遠隔地の知り合い同士に同時に何かが起こるといった「共時性」(シンクロニシティ)などの神秘的現象を、心のつながりによって説明しようとしたのです。

 二人の研究によって、人間には意識されない心があり、それが不思議な働きをすることが分かってきましたが、その正体は、はっきりしませんでした。

 潜在意識の力を使った願望達成の方法を唱えた人物で最も有名なのが、ジョセフ・マーフィー博士です。博士の著書は日本でも1960年代から現在まで40年以上読まれ続けています。

 マーフィー理論は一言でいえば、「潜在意識に刻印したことは、何であっても実現する。それは宇宙の法則である」というものです。もともとキリスト教の牧師だった彼は、潜在意識とは神が創造した心の法則であり、神の働きとしての「無限の知性」であると捉え、潜在意識を「神」と呼ぶこともありました。フロイトやユングにはなかった、潜在意識は神的な働きであるという考え方が出てきたのです。

 

「潜在意識」の諸相

 幸福の科学が説いている理論は、マーフィー博士が気づいた潜在意識の真実について、全体像を明かしています。

 それによれば、一般に潜在意識と呼ばれてきたものは大きく二つから成っています。一つは霊界に存在する、自分自身の心の一部(魂の兄弟)。もう一つは、霊界に存在する自分以外のあらゆる霊的存在がネットワーク的に自分と影響し合う働きのことです。宗教的に言えば、神仏、高級霊(天使)、この世に生きている人の魂の兄弟、さらには悪霊や悪魔などです。

 幸福の科学では、潜在意識の力を使うとは、自分自身の霊的な潜在能力を発揮すると同時に、霊界の協力者やネットワークの力を借りて物事を実現することも意味するのです。何もかもひっくるめて「潜在意識」と捉えるより、こうした中身を知っているほうが、潜在意識がよりよく働いてくれるのは言うまでもありません。一方で、悪霊などの影響を見分けて退ける智慧にもつながります。

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