知の発展段階説
知にも発展段階がある
(『悟りの原理』より)
第一段階 知的格闘の時代
思考材料の知を集めて認識力が増すと、人生によくある問題の解決がつくようになる。
第一段階の知では、霊的実感につながり、インスピレーションを受けやすくなります。2つの理由があり、一つは絶えず高次なものを求め続けた姿勢で、第二は魂における純粋さである。
ただし、この段階はもろく、錆が付きやすくて転落しやすい。(阿羅漢の知の段階)
第二段階 不動の知の確立
第二段階では、さらに徹底的に努力を積み重ね、精進することが求められる。忍耐の時期であると同時に、自信を蓄積していく時期である。
どれだけ大きな目標を持って精通しているかが試される。
この期間は長く、一生かかってもこれを通過できない人も数多い。
この不動の知ができれば、他の人々への嫉妬心は消え、やさしい光へと変わっていく。(菩薩界下段階の知)
第三段階 奉仕の知
第三段階は、個人から離れ、より高次なものに奉仕するための知の段階に上がってくる。
単なる知識や技術のとしての知ではなく、それが愛へと転化していくと、六次元光明界という知の世界から七次元菩薩界という愛の世界への飛翔となる。(菩薩界中~上段階の知)
第四段階 根源的思想
第四段階は、如来の段階における知である。
世の人々の流れを変え、時代を変え、文明・文化をかえる根源的な思想になる。(如来界の段階の知)