木花開耶姫(このはなのさくやびめ)

 木花開耶姫(このはなのさくやびめ)は、海幸彦(うみさちひこ)・山幸彦(やまさちひこ)の母親であり、山幸彦の妻が豊玉姫(とよたまひめ)である。

 豊玉姫の孫が神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)、つまり神武天皇である。

 木花開耶姫は、日本の天皇家の源流にいる人であり、この国を麗しき美しき国にしたいと強く願っている女神の一人である

 幸福の科学大川隆法総裁は、『映画「神秘の法」が明かす近未来シナリオ』でこう説いておられます。

「先ほども少し述べたとおり、帝国ゴドムの軍隊から日本を守るために、日本古代の神獣ヤマタノオロチを復活させますが、ここで、「木花開耶姫(このはなのさくやびめ)」という女神が登場します。この人は、昔の人ですから、もちろん霊体として出てくるわけです。日本の歴史のなかには、「海幸彦(うみさちひこ)・山幸彦(やまさちひこ)」の神話がありますが、木花開耶姫は、この兄弟の母親に当たる人です。弟の山幸彦は、豊玉姫(とよたまひめ)と結婚しているので、木花開耶姫は、豊玉姫から見れば、義理の母に当たります。

 ちなみに、豊玉姫の孫に当たる人が、神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)です。日本史的には、「この人が神武東征のモデルになった人物ではないか。この人が、九州から中国地方を通って、大和(現在の奈良県)まで入り、初代の天皇になったのではないか」と言われています。神武天皇という人物は、位置的にははっきりと確定されていません。「神武天皇は伝説上の人物であり、実在しないのではないか。崇神天皇や応神天皇が初代天皇なのではないか」という説もあるぐらいです。ただ、少なくとも、神日本磐余彦尊という、九州から奈良に東征した人物のモデルがいたことは確かであり、後世の歴史が、その人物を神武天皇と称したのは間違いありません。  

 そういう意味で、木花開耶姫は、日本の天皇家の源流にいる人ではあります。彼女は、「この国を、麗しき美しき国にしたい」と強く願っている女神の一人ですが、この人が霊体として出てくるわけです。木花開耶姫伝説は、中国地方から、奈良地方、さらに富士山あたりまで、かなり広い範囲に遺っていますが、今回の映画では、奈良の甘檮岡(あまかしのおか)のような所で、春爛漫のなか、歌や舞とともに登場します。獅子丸翔は、もちろん、霊である木花開耶姫とは話ができるし、その姿を見ることもできます。この木花開耶姫によって、かつてのヤマタノオロチが復活します。そして、日本海から侵攻してくるゴドム軍の戦闘機と戦うわけです。自衛隊機は、その前に、ゴドム軍機にパタパタと撃ち落とされて、ほとんど全滅している状態であり、「水際で戦うしかない」という絶望的な状況で、ヤマタノオロチが援軍として現れてくるわけですね。」

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