『ストロング・マインド』に学ぶ人生の壁を打ち破るヒント

・人生には何度か必ず壁が出てきます。この壁に閉じ込められてしまわないように、壁を打ち破らなければいけないのです。(第2章より)

・何もかもで勝とうとする必要はありません。 自分のなかの強みを選び出していくことが大事なのです。(第1章より)

・「義務と責任」というものを、人生の前半に感じ、それを果たそうとした人が、やがて、「心の豊かさ」を味わえるようになっていくのです。(第4章より)

・「絶対に、やっては駄目だ」と何度言われても、「いや、そうは言っても、やりたい。最後は、私一人の責任になってもやりたい」と言って出てくるのが本当のリーダーです。(第2章より)

・できるだけ多様な価値観を受け入れるようにすることが大事です。それは、人間としての一つの成長であり、成熟なのです。(第3章より)

・「家族の仲がよい」「きょうだいの仲がよい」というようなことだけでも十分な成功です。(第1章より)

・祝福の心を持っている人は、やはり器の大きな人なのです。(第4章より)

・『われに試練を与えるなかれ』と祈る人よ。あなたは、『われに徳を与えるなかれ』と言っているのと同じなのだ。(第5章より)

 

「ストロング・マインド」を磨け

 親の離婚、浪人、失恋、リストラ、経済苦、病気、人間関係の葛藤など、70年、80年という長い人生にはさまざまな挫折や苦難が起きてくる。誰しもこれらを避けて通ることはできず、一人ひとりに固有の人生の壁が必ず立ち現れてくる。

 人生の壁を打ち破った人の言葉には、仕事の実績だけでは説明のつかない独特の輝きがある。彼らに共通して言えるのは、「他の人への愛や貢献に満ちた豊かな心」を手に入れていることです。

 人間はこの世とあの世を繰り返し転生輪廻している存在であり、さまざまな苦難・困難は、人間が魂を磨き、徳を身につけていくために用意されているというのが真実の世界観です。

 すなわち、人生の成功は地位や収入だけで測られるものではなく、壁にぶつかった時、どれだけ勇気を発揮したか、どれだけ忍耐強く、たくましくあったか、智慧を絞ったか、他の人の幸福を願ったか、それが問われる。

 そうした人生の壁を乗り越えるために必要なのが、「ストロング・マインド」である。それは、決して特定の人にだけ与えられる能力ではない。

 幸福の科学大川隆法総裁は、著書『ストロング・マインド』のなかでこう説いている。

「『生まれつきの意志の強さ』などを信じてはいけません。『強い意志は、さまざまな環境のなかで、苦しみを打ち破ることによって得られる力である』と信じたほうがよいのです。そのようにして、絶えざる自分の成長を目指すべきです」

 人生の壁を単に障害としてのみ捉えるのではなく、また、その苦しみを環境のせいや他人のせいにするのではなく、自分を鍛え、成長させるためのチャンスにしていきたいものだ。

 「人生の成功は、長い時間をかけて自分を成長させていくことにあるのだ」という考え方にも、人生の壁を打ち破る勇気が秘められている。

参考

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