持続する意志
人生において身動きがとれなくならないためには、絶えず前進していくことである。
日々、教訓を学んで大きくなっていき、一つ教訓を得れば、それだけ自分に体力がついてくるような気持ちでいればよい。
常に基礎をつくり、常に大きくなっていくという姿勢を持ちつづけていると、大いなる発展の道、偉大なる人格者への道が開けてくるのである。
幸福の科学大川隆法総裁は、『不動心』で以下のように説かれました。
「本章を閉じるにあたって、「持続する意志」ということを述べておきましょう。
前節では、安定感の基となるものについて述べましたが、その安定感は一時的なものであってはなりません。「『日々これ前進』の立場をとっていると、そこにもまた大いなる安定感が出てくる」ということを知らなくてはなりません。
たとえば南極観測船は、氷を割って前に進んでいるときはよいのですが、いったん停止すると、氷に閉ざされて動けなくなることがあります。
同様に、人生において身動きがとれなくならないためには、絶えず前進していくことです。日々、教訓を学んで大きくなっていき、一つ教訓を得れば、それだけ自分に体力がついてくるような気持ちでいればよいのです。
その場しのぎの安定感であってはいけません。どのようなことがあっても解決をつけていけるような安定感が必要です。そのためには、「絶えず前進し、向上していく」という意志が大事です。
発展や向上、前進を絶えず目指している人間にとって、人生の悩みは、やがて解けていかざるをえないもの、朝日の前の露のごときものなのです。太陽が昇るとともに、露はやがて蒸発していくことになっているのです。
まず、太陽をぐんぐん昇らせていくことです。休むことなく、たゆむことなく、心に太陽を昇らせる努力をしていけば、大いなる道が開けてきます。
結局、人生においては、常に基礎の部分をつくりながら、ひと回りもふた回りも大きくなり、氷山のように悠然と構えていることが大事なのです。
常に基礎をつくり、常に大きくなっていく。こうした姿勢を持ちつづけていると、大いなる発展の道、偉大なる人格者への道が開けてくるのです。」(34~35ページ)