熱意を出すには

 限界のない仕事をしていくための熱意の根源となるのは、信仰心であり、崇高なるものに感謝する心である。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『経営入門』で以下のように説かれました。

「第三は「感謝する心」を挙げています。これも大事です。
 熱意の根源は、信仰心であるからです。別の言葉でいえば、崇高なるものに感謝する心と言ってよいでしょう。これが熱意の発信源です。
 いくら「熱意を出せ」と言われても、肉体人間である自分自身のことだけを考えていると、それほど大きなものは出てきません。
 肉体人間としての自己の欲求を満たすだけであれば、たいていの人は、わりと身近なレベルで満たされるのです。夫、妻、子供、親、親戚、友人、そのあたりの人が「よかったね」と言ってくれるレベルで、個人としての欲求は、たいてい止まります。その程度で満足するものなのです。
 ところが、「社会のために」「人類のために」「時代のために」など、「世の中のために仕事をしたい」という気持ちを本当に持っていると、「ここまでやれば十分だ」という限界がありません。
 そういう限界のない仕事をしていくための熱意は、信仰心、あるいは感謝する心から出てくるのです。
 自分が成功していったならば、「これは自分自身の能力によるのではない。これは運によるのだ」と思って謙虚に受け止め、ますます天命に生きていこうとすることが大切です。」
(70~71ページ)

 総裁は、『幸福への道標』で以下のように説かれました。

「灼熱の時間というものを、考えられたことがあるでしょうか。目に見えない、透明感のある時間が、熱されてオレンジ色となり、あるいはもっともっと赫々(あかあか)と燃え上がっている姿、それを心に想い描くことができるでしょうか。
 熱い時間というのは、魂が躍動している時間のことです。魂がワクワクしている時間のことです。魂がよりいっそうの成功を求めて、動き、動き、前進し、前進して止まらない時間のことです。こうした熱い時間を、あなたは今年いったい何回持ちましたか。あるいはどれだけの長さを持ちましたか。
 毎年、毎年、三六五日を生きていて、そして熱く燃え上がることもなく、その一年が終わってしまうというような、こんなバカげたことのために、私たちは生きていられるでしょうか。
 やはり、燃え上がらなければいけないと思いませんか? いや、燃え上がってみたいと思いませんか? さあ、あなたはいったい何に対して燃え上がりますか?
 私は、今、目の前に生き生きとした光景が広がっているのが見えます。前途は洋々です。そして、光が散乱しています。幸福の科学の運動が軌道に乗りはじめ、そして日本全国を、また世界全体を少しずつ少しずつ照らし出していくのが、私にはこの上なくうれしいことに思えるのです。
 こんなに楽しい仕事はありません。こんなに満足できる仕事はありません。こんなに幸福な仕事はありません。やればやるほど、多くの人たちが歓びに満たされ、幸福に満たされていくというのですから、これはほんとうに興味尽きることなく、そして歓び尽きることなき仕事だと思います。
 そして、この歓びの源泉は私個人にあるのではなく、実在界にある高級諸神霊たちにあります。彼らが、私に歓びをくださったから、私はその歓びを惜しげもなく、そのままに全国のみなさんに分け与えています。
 みなさんは、この私の息吹を、この熱い熱い風を感じとってほしいのです。そして、この風に吹かれて、まるで命が灯った蛍の火のように、その情熱を内に秘めて、全国各地で活動を開始してほしいと思うのです。
 みなさん、人類を幸福化するという仕事には限界がないのです。終わりがないのです。もっともっと、熱く熱く燃えていただきたいのです。熱く燃える時間を持っていただきたいのです。いや少なくとも、一日の枠のなかで考えたとしても、熱く燃え上がる時間を持っていただきたいのです。自分の掌が熱くなる瞬間を、自分の頬が紅色になる時間を、そして歓びが全身を駆け抜けていく時間を、ぜひとも持っていただきたい。
 そして、そうした時間とは、少なくともみなさんが神の心に同通し、他の人に歓びを分け与えることができた時間のことなのです。自分の持っている時間を多くの人びとの歓びのために使えたら、それが熱い時間となって、みなさんの掌中にかえってくるのです。その体験をぜひともしていただきたいと思います。」
(180~182ページ)

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