インスピレーションを仕事に生かす
霊的なものも、非常に役に立つこともありますし、斬新な面も多いのですが、気をつけないと、それが日常生活全部にかかってきた場合は危険です。
ですから、私は、「できるだけ規則正しい生活を送ること」と、「コツコツと努力したり、仕事をしていくような、まめな性格をつくること」をお勧めしていま す。
そうではなく、インスピレーショナブルな体質で、締め切りに追われて一気にやってしまうような感じの仕事ばかりをしていると、そのときの霊調が悪ければ、インスピレーションが悪くなるので、間違った仕事をしてしまう場合があるのです。
したがって、そうならないように、コンスタントに勉強し、仕事もし、余裕をもって片付けていく、そういう努力をしたほうがよいと思います。
渡部昇一先生なども、「大全集を出したような作家などは、みな、仕事の仕方が機械的である。毎日毎日、機械的に仕事を進めていった方以外で、全集を遺すような仕事ができた人はほとんどいない。インスピレーションが湧いてくるのを待って、そのときにだけ書くような人は、たいていが寡作で、生活難に陥り、貧乏をし、家族に当たり散らしたり、生活が乱れたりすることが多い」というようなことを言っています。
これは、私もそのとおりだと 思います。(2017.11.30 法話「人に嫌われる法則」質疑応答より)
天上界の松下幸之助も、知っている人とか気になっている人には、インスピレーションの形でアドバイスをしている。
その人の霊格が足りず、直接アドバイスできない場合には、その人の守護霊を通じて言ったりするし、その人が霊的に感じにくい人の場合は、その人に会う人を通じて言ったりする。
アドバイスを降ろしやすいのは、信仰心が強い人である。信仰心があって、いい宗教をやっている人、ある程度、心が反省できて、「世のため、人のため」に生きている人は、とても指導しやすい。
幸福の科学大川隆法総裁は、『松下幸之助 日本を叱る』松下幸之助の霊の言葉(「霊言」)を次のように伝えておられます。
「まあ、あの世の人は、なんぼ指導したって一円にもならんからなあ。自分たちの収入にはなんにもならんから、やってもやらんでも一緒やし、指導しても感謝もしてくれんよねえ。だいたい、誰が指導してるか分からんもんね。
分かるとしたら、あれや。神社・仏閣で祈願して、そのあとでなんかええことがあったとか、「神社で祈願して、有楽町で宝くじ引いたら一億円当たったで」とかいうたら、そら、神さんのご利益や。これは、もう、はっきり分かるわな。それ以外は、普通、分からん。会社の運営等で、もし、わしが指導したとしても、分かってくれんもんな。
だから、それは寂しいよ。いろんな企業があるから、知っとる人とか気になっとる人とかには、ちょこちょこと、インスピレーションちゅうんかな、アドバイスは、わしもしとるよ。
直接でけん場合は、その人の守護霊とかを通じて言うたり、その人が霊的に感じにくい人の場合は、その人に会う人を通じて言うたりする。
例えば、ある大きな会社の社長さんに本当はアドバイスをしたいけども、「この人には霊示が降ろせん。この人は霊感がない」という人がいるわな。だけど、わしとしては「助けたいな」と思うとる人はいる。大事な会社やし、「このままではあかんな」と思うから助けたいけど、いかんせん、霊感がない。
その場合には、お客さんなり、商売相手の社長さんなり、そういう人に会うときに、そちらには、感じる人がおるわけや。経営者のなかには霊感のある人がおるからな。だから、その人の言葉を借りてアドバイスしたりすることはある。
「神様から霊示が降りてきた」と言われたら、信じんかもしらんけども、自分の商売相手の人が貴重なアドバイスをしてくれたら、「ありがとうございました」と思って聴くやろ。
だから、そういうかたちで、まあ、わしらも、出所っちゅうか、「アドバイスを降ろせそうなとこは、どこか。どこなら行けそうか」というのを見ながらやっとるよ。
天上界から見たら、そういう人っちゅうのは、信仰心が非常に強い人やね。経営者とかでも、信仰心の強い人には、やはり、アドバイスは降ろしやすいよな。信仰心のない人には、とても降ろしにくい。
信仰心があって、いい宗教なんかやってる人には、やはり、降ろしやすいわな。ある程度、心が反省できて、「世のため、人のため」みたいな感じで生きとるような人っちゅうのは、すごく指導しやすいわな。
そういう人は、あの世から見とったら、なんちゅうんかな、松下電器の裸電球みたいに……古いかな、二股ソケットの裸電球みたいに、パッパッパッと光が頭から出とるんや。これは行ける。後光がポッポッポッと出てる人は、わしらがインスピレーションを降ろしても、だいたい分かるな。
ただ、その人の「格」が足りん場合は、やはり、直接は無理で、その人の守護霊を通じて言ったりすることが多いな。」(113~117ページ)