気象兵器

外せない「天意」と「気象兵器防衛」の観点

 幸福の科学大川隆法総裁の霊査では、世界各国の異常気象の背景に、中国が気象衛星の実験・練習をしていることがあると指摘されています。さらに、その気象兵器が人工衛星に搭載されている可能性も強く示唆されています。

参考

 

 中国は、気象兵器システムをすでに人工衛星に搭載し、地球の裏側でも異常気象を発生させるレベルに限りなく近づいており、今まではあり得なかった気象現象や災害が起きる可能性が示されています。

 この警告を思い起こさせるような気象現象が世界各地で起きています。無理やり「温暖化のせい」とこじつけて納得する傾向もありますが、各国は気象兵器説を真剣に念頭に置いて、警戒する必要があります。

参考

 2021年、ギリシャは過去数十年で最悪の熱波に見舞われ、600件にも上る山火事が起きています。エーゲ海の島々で被害が拡大。2000人以上の住民が島からの避難を余儀なくされ、ギリシャ政府は消火活動に追われています。

 同じく地中海に面する北アフリカ・アルジェリアでも森林火災が広がっています。10日付のロイター通信によると、救援活動に参加していた兵士と民間人42人が亡くなりました。

トルコでも山火事が多発しており、同国史上最悪規模と見られています。

 こうしたニュースを見るにつけ、気になるのが大川隆法総裁が収録した「エドガー・ケイシーによる夢判断リーディング」です。エドガー・ケイシー霊は、米カリフォルニアやオーストラリアなどで起きていた異常な山火事について、悪質宇宙人の関与が「怪しい」と指摘しました。

 その指摘を裏付けるかのように、2020年に、カリフォルニア州での山火事の原因が通常では考えられない「異常な落雷現象」であったことを紹介しています。乾燥地帯であるカリフォルニアの山林や雑木林に火がつき、1週間で合計560件にも上る火災が引き起こされました。

 さらに、カリフォルニア州の山火事現場に、9月7日から9日に渡って二度も巨大レーザービームのようなものが発射されているところを、米政府の衛星が捉えています。

 こうした火災の背景には、宇宙人から技術提供を受けた中国の気象兵器、もしくは宇宙人そのものによる攻撃の可能性もあります。

 

72時間で1万1千発の異常落雷

 この異常火災の原因を見ていくと、奇妙な点が多い。この度の山火事は、全域で起きた「異常な落雷現象」に起因する。8月中旬、カリフォルニアを激しい落雷が襲った。その数 72時間で約1万1千発。これにより、すでに乾燥状態となっていた山林や雑木林に火が着き、1週間で合計560件もの火災が起きた。

 この雷を連れてきたのが、時速約56~64キロメートルという高速で移動する嵐です。これはいかにも怪しい。「宇宙人の気象兵器」のようには見えないか。

 大川隆法総裁の霊査では、多くの宇宙人は気象を操る技術を持っている。例えば、UFOの周りに雲をつくり出して隠れるというのは、ベーシックな技術であるらしい。ならばカリフォルニアを”放火”して回った雷雲の中にUFOがいたということもあり得ないことではない。

 エドガー・ケイシー霊の指摘では、「気候危機」を煽って「脱炭素」の動きを加速させることで、人類の文明レベルを下げさせ、介入・侵略を容易にする動きもあるとのこと。各地の山火事がその手段として利用されるとも考えられます。一連の山火事を間違っても温暖化のせいにしてはなすでに「見えない宇宙戦争」の一環である可能性を念頭に入れるべきでしょう。

参考

 ところで、UFOの目撃情報が、ハリケーンや火山の噴火、巨大地震の前後に集中しているのは有名な話です。その理由については諸説ある。「災害を弱めてくれている」「地球観測に適している」、そして、「彼らが災害を起こした」。ここで注目したいのは最後の説である。

 大川隆法総裁の霊査では、地球を狙う悪質宇宙人や その影響下にある中国が、自然災害を装って他国を攻撃し、国力を弱めようとしていることが分かった。その中で、特に”怪しい”とされたのが、一部地域で多発している異常な山火事なのです。

 

中国が宇宙技術で気象兵器を開発か

 宇宙からの技術供与を受けた中国が犯人である可能性もある。「気象兵器」というのは、何もSFや都市伝説の話ではない。米軍がベトナム戦争で人工降雨を企てたことで、国連の「環境改変兵器禁止条約」でも使用が禁じられたリアルな兵器である。気象改変を熱心に開発し続けてきたのが中国なのです。

 中国政府が、五輪など国家の威信にかかわるイベントや国際会議に際し、力技で晴天を演出することが知られています。そこで必ずと言ってよいほど使われているのが「気象改変技術」です。2008年の五輪開会式前、当局は北京周辺の空に1100発のロケットランチャーを発射。ヨウ化銀などの化学物質を撒いて人工的に雨を降らせ、式当日の晴天を確実にしています。

 長江・黄河上流のチベットの空にヨウ化銀の微粒子を撒いて雨を降らせるという「天河計画」なるものまである。

 それからも研究は続き、気象改変システムは現在、干ばつ対策など治水事業の延長として実装されています。

 中国のこれまでの思考パターンからすると、彼らがこの技術を兵器化しようとすることは容易に想像できる。ウィルス兵器と同じく、相手に気づかれずに攻撃し、消耗させる「ゲーム・チェンジャー」となり得るのです。

 

衛星が捉えた謎の熱線

 カリフォルニアの山火事には さらに奇妙な現象があった。火事が3州に広がり猛威をふるっていた9月7日から9日の夜間、火災地帯に向けて、二度巨大なレーザービームのようなものが発射されているところを、米海洋大気庁の気象衛星が捉えていた。そして、どちらも照射後、火災がさらに拡大した。光線は、衛星に赤外線(大気の塵や蒸気・雲で反射したもの)として捉えられていた。住民には見えない不可視光による熱線だったと思われる。だが、それらは、カリフォルニア沖や隣のオレゴン州など、数百キロ離れた地点の上空から まったく勢いを減じることなく照射されていた。恐ろしい出力であり、もし目に見えれば、SF映画で襲来したUFOが撃ちおろすビーム光線さながらの光景ではないか。

 レーザー兵器や指向性エネルギー兵器は米軍などが開発している。しかし、そのレベルは、せいぜい数キロ先のミサイルを迎撃するのに四苦八苦している段階だとされている。

 山火事に照射された巨大光線は、それを何段階も飛び越えたテクノロジーの存在を示唆する。さらに、あれだけのエネルギーを打ち出すには、発電所丸ごと一つに相当する電源設備が必要だろう。そのようなものを米国上空に誰にも気づかれずに飛ばすというのは、そもそも地球の技術では不可能である。ビームを撃ち降ろしたのが、やはり悪質宇宙人である可能性があります。

 

宇宙産のレーザー兵器か

 宇宙人から技術供与された中国が犯人であろう。

 怪しさを際立たせるのが、大川隆法総裁が2012年に行ったある霊査である。中国のゴビ砂漠に怪しげな構造物があることが発見されている。その中身を透視すると、地下に東京ドーム数個分もの面積を持つUFO基地があった。そこでは、中国に協力する宇宙人が、アメリカと対抗するための軍事技術を供与していることが分かった。そして、供与技術の中には、「宇宙からアメリカの艦隊を攻撃できる技術」「レーダーに捉えられないステルス技術」が含まれていた。そうなると、中国がアメリカ上空の宇宙から誰にも気づかれずに、高出力レーザー兵器を発射することも あながち不可能ではない。

 では、宇宙人あるいは中国は、いったい何の目的で、政治機能もなく軍事施設でもないカリフォルニアの山に火事を発生させたのだろうか。

 

人類の見えないところで地球防衛を担う救世主級の宇宙人たち

 人類の運命を左右する大きな災害や国際紛争・政治運動の背後には、悪質宇宙人の工作が入っている。この構図を念頭に、特に中国の覇権拡大や世界中での世論工作については一層の警戒が要る。

 そんな中、「高度な科学技術を持った宇宙人に狙われている地球の運命は絶望的なのか」との懸念もあるだろうが、一方的に攻められているわけではない。

 大川隆法総裁の霊査によれば、地球を護る目的で来ている宇宙人も無数に存在する。「惑星連合」というものが、日々監視・防衛を行い、さらに、釈迦、イエス、モーセなどと魂的につながる救世主級の宇宙人が太古の昔より地球を守護し続けてきた(それぞれR・A・ゴール、メタトロン、ヤイドロンと呼ばれる)。彼らは、高度な科学技術のみならず、高度な悟り(認識力)や霊能力を持ち、現に他の銀河でも問題の悪質宇宙人勢力を何度も撃退している。地球も、過去幾度となく侵入の試みを受けたが、彼らはその時も地球の神を支援し、この星を護ってきた。

 彼らが人類の前に姿を見せないのは、「他の星の文明には原則介入してはならない」という「宇宙協定」が存在し、これを大きく逸脱しない範囲で地球防衛を担っているためです。現在も さまざまなアプローチで悪質宇宙人の影響排除を図っており、目に見えないところで つばぜりあい が起きている。悪質宇宙人が見えない工作をせざるを得ないのも、協定と防衛宇宙人の抑止力があるためだろう。

 もっとも、地球人が悪質宇宙人と同じ価値観(科学万能主義や全体主義)に染まり、自らその軍門に下ろうとすれば、防衛側も護りようがない。悪質宇宙人は それを狙っている。人類は、そうならない努力とスペースブラザーたちを受け入れられる心構えを持つ必要がある。

 欧米とアジアの感染力に差がある理由は今も解明されていない。ノーベル賞級では済まない技術であり、これについても、習金平氏にウォーク・インしている宇宙人が大川隆法総裁の霊言で「技術供与があった」と明かしている。

 では、なぜ宇宙人らは中国を後方支援するのか。それは、日本の幕末に欧州列強が幕府や薩長を支援し、それを足掛かりに植民地化しようとしたのと同じである。中国の世界支配を助け、その後、傀儡化するような形で地球丸ごと乗っ取ろうとしている。彼らの動機は、地球の水や資源のみならず、地球を支配して自分たちの文明をつくってみたいという欲求だという。

 

ペストも悪質宇宙人の仕業

 霊査によると、その宇宙人は、過去にも地球のパンデミックを引き起こしている。それが、中世ヨーロッパで猛威を振るい、人口の3分の1を死なせたペスト、黒死病である。

 くしくも、ペストは、「歴史上、初めて使われた細菌兵器」と言われている。ペストがヨーロッパ全体に広がる起点となったのが、クリミア半島のカファという城都だった。1347年、当時、ヨーロッパまで版図を広げていた元(モンゴル)軍がここを包囲。その時、彼らはすでにアジアで流行っていたペストで倒れた兵の死体を投石機で次々と城壁内に撃ち込んだのです。カファでは、瞬く間に感染によって人が死に始め、大パニックに陥った。そして、多くの人々は船で欧州各地に散り散りとなる。これでさらに感染が拡大したとされる。

 その元軍、特にチンギス・ハンに悪質宇宙人が影響を与えていたという。元軍が自覚していたかは不明だが、宇宙人が宇宙産のペスト菌を与え、ばら撒かせ、ヨーロッパに打撃を与えさせたのかもしれない。

 また、ほとんどのペストは、コロナと違って、血液経由などで感染する。つまり、エイズに近いという。

 こうした複雑な感染経路を持つ病が、なぜあれほど速いスピードで広がったのかは いまだに謎となっている。後世の学者は、「ノミが人の血を吸い、ネズミなどについて移動し、別の所でまた人を噛む」という感染経路を想定している。しかし、感染は、わずか半年でイタリア半島からアルプス山脈を越えたり、英仏海峡を渡るなどし、2年ほどでヨーロッパを壊滅させたのです。ノミとネズミの”リレー”で、こんなことがあり得ない。あまりの不自然さに、一部の学者からは「黒死病はペストではなく、別の細菌だった」との説まで出ている。

 感染拡大前、「青銅色の船が空から何かを撒いていた」という記録もある。ペストの拡散にも、宇宙勢力の力が働いていたと見られるのではないか。

 なお、霊査では、悪質宇宙人がヨーロッパに細菌攻撃を仕掛けたのは、「神に祈っても救われない」と思わせ、キリスト教の信仰を破壊するためだったという。中国が共産党支配を崩すものとして宗教を敵視しているが、それは悪質宇宙人にとっても同じようである。

参考

中国は気象兵器で洪水と山火事を起こしたのか

 宇宙のメシア的存在であるヤイドロンは、霊言で、すでに中国は「人工的に雨を降らすことができ」、世界中の異常気象についても さらに技術に磨きをかけるため各地で”練習中”なのだと指摘した(「ヤイドロンの霊言『世界の崩壊をくい止めるには』」参照)。

 悪質宇宙人が中国に技術提供をしている可能性も高そうである。中国が保有する気象兵器の正体を突き止める必要がある。

 だが、薬品散布では「兵器」にはならない。まさか他国の領空に軍用機を飛ばして化学物質を撒くわけにいくまい。もっと効果的な気象兵器を中国は追求してきた。「ヤイドロン霊言」によれば、それが人工衛星に搭載されており、世界各地で洪水や山火事を起こしていることが強く示唆されている。

 中国 謎の気象兵器と言っても、この国がオリジナルで技術を開発したとは考えにくい。中国のある行動パターンを念頭に入れるべきです。それは、中国の最新兵器は、ほとんどアメリカから盗んでいるということです。

 民生品レベルのハイテク技術もそうだが、先端技術をゼロから生み出した実績が中国にはほとんどない。これまでに自然科学分野のノーベル賞受賞者は一人も出ていない。科学的創造性よりも、技術を盗む謀略の方が高度な知性と思っている節さえある。

 

アメリカのパクリ版

 その代表例がステルス戦闘機である。スクープされた機密文書から、アメリカのF35の設計情報が中国のサイバー攻撃によって盗まれていたことが判明している。

 2015年、ドイツのシュピーゲル誌がエドワード・スノーデン氏から入手したとする機密文書を報道した。報追に先立ち、米国防総省幹部も米議会公聴会で、F35が中国のサイバー攻撃に狙われていると指摘している。
 このほか、米デューク大学で米国防総省の予算を受けて開発が進められていた「透明マント」の技術も、中国人留学生によって丸ごと盗まれている。

 これと同じ手法が、中国がある種の秘密兵器として駆使しているコロナでも使われている。

 中国国防部部長による「対米戦で生物兵器を使用する」旨の極秘演説も明らかになっているが、中国は、SARSウィルスが広がった2003年以降、生物学と称して生物兵器の研究に力を入れてきた。ここにおいてアメリカの技術を利用した可能性が非常に高い。

 その一つが、米大学・研究機関に中国人研究者を潜り込ませ、技術を盗むというものである。ミネソタ大学の終身准教授・李放氏は、中国科学院武漢ウィルス研究所客員教授の肩書も有し、中国軍医学科学院のメンバーと共同論文を執筆している。米政府関係者を一部巻き込みながら、アメリカの最先端技術を盗用し、生物兵器の研究に流用したであろうことは当然考えられる。

 こうしたパターンから見ると、気象兵器も米軍の先行研究に注目すべきだろう。その海賊版か改良版を中国は使っているはずです。

 

こうやって台風を起こす

 その先行研究とは何か。「電離層」という上層大気を用いる方法である。異常な豪雨を降らせ、台風を暴れさせる。原理自体はシンプル。雲、海面や大地を加熱すればよいのです。空気は温めれば上昇する。上昇すれば、温度が下がる。温度が下がれば冷たいコップに水滴がつくように、水蒸気が水滴(氷)になる。これが雲となり、雨を降らせる。夏、地面が強く温められた日の午後には夕立が降る。熱帯の海ではこのプロセスが激しくなり、台風やハリケーンが発生する。イメージとしてはそういうことです。

 気象を人工的に暴走させるには、「いかに雲や地表を急速に加熱するか」が鍵となる。

 ところが これが簡単ではない。コップ1杯の水でさえ、温めるにはそれなりのエネルギー(電力)が要る。その対象が大きな雲や広大な海面となる。これほど巨大なものを温めるエネルギーを どこから引いてくるのかという問題になる。

 そのエネルギー源として有力なのが「電離層」と呼ばれる上空大気です。雲が浮かび、飛行機が飛ぶ範囲の空(対流圏)は高度10キロメートル前後まで。電離層はそれより10倍高い高度約100キロメートル以上にある。

 電離層の空気は、太陽の強烈な紫外線を最初にブロックする役割を果たす。つまり、大量の太陽光を空気が吸収していることになる。そのため、局所的には1000度以上の高温である。いわば、太陽エネルギーの巨大なダムのようになっているとも言える。もし、このダムを放流するように、エネルギーを地表に流してくれば、空気を一気に加熱して台風や豪雨・洪水を起こしたり、熱波を発生、あるいは、地表面を直接発火させて山火事を発生させることもできるはずです。

 

台風のつくり方

 気象兵器のキモは海や雲、大地を加熱することにある。熱された空気が上昇気流となる。そこに含まれた水蒸気は、上空に行くにつれて冷え、一定の温度を下回ると水や氷の粒になり、雲を形成する。その勢いが激しければ積乱雲となり、大雨や雷を起こす。積乱雲は、一列に並んで線状降水帯を生んだり、台風の種になったりもする。水蒸気が水に変わるとき、熱(潜熱)が発生する。この熱が、さらに上昇気流を起こし、積乱雲が再生産される。このサイクルが暴走し始めると、大量の積乱雲が熱帯低気圧となり、勢いが強まると台風やハリケーンになる。なお、海や大地を加熱し上昇気流ができると、周囲から空気を引き込む。大きな風をつくることもできるのです。

 

「空のエネルギー」を使う

 海や大地を加熱する”電源”となりうるのが、高度約100kmから上の「電離層」です。ここでは、空気(窒素や酸素の原子・分子)が紫外線を吸収し、その光のエネルギーが原子核のまわりを回転する電子を叩き出す。一般的に、物質に熱などのエネルギーが加わると、分子の運動エネルギーに変わり、分子がばらばらになることで、「固体→液体→気体」と状態変化する。電離層の窒素・酸素は、気体(分子や原子)がイオンと電子に電離した「プラズマ状態」になっている。「プラズマ状態」とは、蛍光灯の中や雷の稲妻、オーロラがそうである。ここに存在する巨大なエネルギーを、何らかの方法で海や雲、地表に落とすことができれば、気象兵器の鍵である「加熱」が容易になるのです。

 電離層を活用して気象操作するという発想は、SF的妄想でも似非科学でもない。アメリカでは特許も取得されている。

 それが、バーナード・イーストランドという学者が、1985年に取った「地球の大気、電離層、磁気圏の領域を変化させる方法と装置」と題した特許である。

 内容は、「地上から特殊なアンテナで電磁波を発射し、電離層に当てる。すると、電離層が宇宙空間に上昇して敵のミサイルや衛星を破壊したり、気象パターンを変えたりすることもできる。実験場所に最適なのはアラスカである」。

 そして、2005年、米軍がHAARP(高周波活性オーロラ胴査プログラム)という巨大アンテナ施設をつくった。

 目的は電離層の操作実験。場所はアラスカ。アンテナの種類はイーストランド博士が提唱したものと同じ。これは米軍が気象兵器開発をしてきたのではないかという有力な状況証拠である。

 だが、ここでの主眼は、アメリカの気象陰謀説ではない。この技術を世界の「香港化・ウイグル化」を狙う中国が悪なる目的で使おうとしている危険性である。ステルス戦闘機、透明マント、コロナの技術までも盗んできた同国が、憧れの気象兵器技術に手をつけないはずがないでしょう。

 

空に巨大な虫メガネ

 「電離層」を人工的に操り、気象改変に応用する発想を示したのがイーストランド博士の特許である。これによると、電離層に向けて地上から特定周波数の電磁波を照射すると、プラズマがそれに共鳴して、電子レンジのような原理で加熱される。すると、プラズマが火柱のように上昇して敵国のミサイルや衛星を破壊できる。また、別の電磁波で加熱されたプラズマを自由に動かす。それにより、プラズマの「レンズ」をつくり、虫メガネで火をつけるように、太陽光を特定の場所に集中させれば、大気の風のパターン、太陽光の吸収パターンを変えて気象修正が可能になるという。

 

空に巨大な導管

 電離層から高エネルギー・プラズマを直接流せば、より効果的に地上を加熱できる。プラズマは、液体や気体にはない不思議な振る舞いをする。地上からレーザー(電磁波)を照射することによって、プラズマが空中を移動する「導管」をつくることができる。これによって、ダムに穴を開けるように電離層のプラズマを地上に落とすという特許もある。なお、電離層の乱れと対流圏の大気の乱れが連動するとも言われている。上記のようなエネルギーのやりとりは日常的にも起きているのかもしれない。

 

中国各地に謎の巨大アンテナ

 そして、中国が「自国版HAARP」のようなものをつくっている形跡がある。

 2018年、中国科学院が南シナ海・海南島の三亜にある軍港にHAARPによく似たアンテナを建設していることが報じられた(2018年6月2日付サウス・チャイナ・モーニングポスト)。

 これも、同じく電離層に電磁波を照射するもの。アンテナのタイプもHAARPと同じ。関係者によると、同じタイプの巨大アンテナが中国各地にあるという。

 用途の怪しい巨大アンテナは他にもある。2018年、中国中部のどこか極秘の場所に、幅60キロメートル、長さ80~100キロメートルという巨大な十字型アンテナが存在すると報じられた(2018年12月31日付サウス・チャイナ・モーニングポスト)

 

今は人工衛星から狙っている

 中国でアメリカから盗んだ気象兵器技術の研究が、かなり前から、そして、大規模に行われていたことは十分に想定できる。

 だが、こうした地上設置アンテナも、あくまで基礎的研究だろう。宇宙存在ヤイドロンが指摘したのは「人工衛星」型だった。これらの兵器は、既に宇宙空間に浮いているはずです。

 「宇宙から天気を操る」という発想も突飛なものではない。アメリカの特許でも、「人工衛星からマイクロ波や赤外線を発射して、台風の勢力や進路をコントロールする」というものが存在する。

 宇宙からなら一気に兵器利用しやすい。地球を回りこんだアメリカやオーストラリア、ヨーロッパなどにも気象攻撃しやすい。何より、地上のアンテナよりも相手に見つかりにくい。

 中国は年に40基に迫る勢いで人工衛星を打ち上げている。宇宙空間には無数の中国衛星がひしめいていることになる。もちろん、全てが軍事利用可能である。その中に、電離層に電磁波やレーザーを照射して、洪水や山火事を起こしている実験機が紛れていてもおかしくはない。そのレーザーの出力や周波数を変えれば、そのまま他国の衛星を破壊する「衛星破壊兵器(ASAT)」「キラー衛星」の次世代版になる。これは、中国がアメリカを破るため、血眼になって開発している技術である。

 中国の「気象兵器」開発は、真っ盛りな宇宙開発と技術的には同じ文脈で進んでいる可能性が高い。

 

人工衛星型気象兵器が配備

 中国は前述のような気象兵器システムを人工衛星に搭載して打ち上げていると見られる。実際、人工衛星から気象操作する特許も存在する。宇宙からレーザーを照射して、電離層を加熱・変形して「レンズ」にしたり、地上に向けてプラズマ・エネルギーを誘導し、海、雲、大地を効果的に加熱する。そうすれば、地球の裏側の国に対しても、隠密性が高い形で、台風、豪雨、雷を起こしたり、直接に熱波・山火事を起こしたりすることもできる。

 

異次元エネルギー兵器の可能性

 気象改変を行う方法は、もちろん電離層の活用に限らないかもしれない。

 元米国陸軍大佐でロケット工学者のトーマス・ベアデン氏は、ニコラ・テスラの研究をもとに、旧ソ連などが未知の電磁兵器を発明し、アメリカもそれを研究している可能性があると主張している。

 その兵器は、表の科学で解明されていない ある種の電磁波を複数方向から伝送し、干渉させることで、「何もない真空から爆発的なエネルギーが湧出する」というものです。それによって、一気に上昇気流を発生させて大雨を降らせることができる。逆に、真空にエネルギーを吸い込む寒冷爆弾的な作用と組み合わせれば、気流を大きく操作することもできる。

 まるで異次元からエネルギーを引いてくるような話だが、この世界に未知のエネルギー源があることは確実だろう。そもそも、プラズマ状態(自由電子状態)をさらに加熱(高エネルギー状態化)すると、「次元の壁に穴が開いて、異次元空間から未知のエネルギーが流れ込んでくる」とする仮説もある。こうした技術を中国も入手しているとすれば、恐ろしいことで。

 

気象兵器を応用すれば地震兵器

 こうした兵器の応用版として、一定の警戒感を持っておくべきものがある。地震兵器である。

 例えば、大地震の前後に、電離層が大きく乱れることが分かっている。電離層は、雲のある下層大気と連動しているが、地殻やプレートとも連動している。こうした連動法則を解明し利用すれば、地震を起こせる。あるいは、プラズマやエネルギー兵器で地下の断層やプレート境界にエネルギーを送り込むことによって、地震を発生させることも考えられる。

 

気候危機演出に騙されるな

 世界中で起きている異常気象も、「温暖化のせい」としてはならない。中国が気候危機を演出し、先進諸国の「脱炭素」を加速させることで、国力を落とし、自国の優位と覇権をつくり出そうとしている可能性が極めて高いのです。

参考

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