起業を志す若きチャレンジャーたちへの指針

起業に必要な努力と考え方

 起業に当たっては、まず事業のテーマ、分野選びが重要となる。

 幸福の科学大川隆法総裁は、「ニーズがあり、自分の興味関心がある内容の方に仕事を進めていくことが王道」であるとして、ニーズがなかったり、ニーズはあっても好きになれない分野で起業することは簡単ではないと述べた。

 だが、総裁自身も幸福の科学をスタートさせた当時、宗教へのニーズは必ずしもなかったとして、内心のうずきを感じる分野があるなら、市場をつくり出し、新しいニーズを掘り起こすくらいのヘソ曲がりとなれと励ました。

 また、起業分野が決まっても、ゼロから事業を作り出していくことは困難が伴う。それでも起業を志す若者に、お金、知識、経験といった「元手」づくりの大切さが語られた。アルバイトをする時には、「人の動き方・使い方、金銭感覚、顧客対応の仕方」などに着目して経験を積むことを勧めた。

 また、一度社会に出てから起業する人もいるが、大企業から独立する場合の注意点にも言及。自分にない能力を持つ人の協力を得つつ、初めは慎重に事を進め、「勝つべくして勝つ、成功すべくして成功するという考え方を持つべき」と強調した。

 

イノベーションを続けて発展していくために

 ゼロから始めた事業を軌道に乗せたとしても、それを大企業に育てていくことはさらに難しい。一人でイノベーションを続けていくことは簡単ではないからです。発展を続けていくためのポイントとして、大川隆法総裁は「教科書化」と「人材養成」を挙げた。

「安定軌道、成功軌道に乗ってきた段階で、『どのように我が社は成功したか』を考える習慣をつける」ことにより、社員で共有できるテキストを作っていく。これによって、「自分がやらなくても人に任せてできるような部分ができ」 て、人材の養成が進み、経営規模を広げていけるという。特に自分の分身となる人材養成に当たっては、自社の方針を固め、繰り返し語って共有していくことが重要となる。

参考

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