組織全体のレベルアップを図る営業管理の仕組み
(1)PLAN
営業担当者の行動予定表(営業日報)を作成し、組織として共有します。長期計画ほど具体的な訪問予定は入れられませんが、重要なお客様○○社への拡販といった戦略的な項目や更改予定等予め長期的なスパンで分かるものが中心となります。短期であるほど具体的になります。(重点訪問先を入れる等)
(2)DO
営業日報が日常の情報収集のツールとなります。
報告は口頭ベースで記録を残さない会社が大半ですが、組織的に営業力を高めようとすれば、情報共有化には営業日報が重要となります。
ここで得る情報は営業進捗情報等の「セールス情報」と営業戦略のベースともなる「マーケティング情報」の2通りがあります。
(3)CHECK
「マーケティング情報」は、お客様管理表(見込み客・顧客データベース)に蓄積し、メンバー全員が共有して営業戦略を検討するベースとします。
(4)ACTION
上の情報をベースに次の新たな打ち手を講じたり、現在のやり方の軌道修正を行い、次期計画に反映します。
競争の時代に勝ち残り、お客様から選ばれるためには、お客様のニーズに的確に、かつ、迅速に対応し、専門性・個別性の高い企画提案が実施できる安定した組織体制づくりが必要となります。
また、業務が効率・効果的に推進する意味でも、営業・内務の業務が適切に分担され、個々の時間を最大限に活用できるような体制の確保が望まれます。
なお、個々の時間を最大限に活用できるような組織体制も大切ですが、個々の時間をうまく捻出するための「時間管理」も重要です。