2018年11月記事一覧(3/11)

生活保護はあくまでも一時的な措置

 ギャンブル依存症によって生活保護になる人もいる。行政側が常習者に対して指導しそれに従わないのであれば、支給停止になってもやむを得ない。生活保護の一部を現物支給に変えたり、NPOなどとも協力して、依存症から脱却するための …

最低限度の福祉制度

 生活保護の柱は2つあり、一つは「健康で文化的な最低限度の生活」を具体化する。もう一つは、支援の間に職探しや職業訓練に専念してもらい自立を促すことです。  しかし、2008年末から2009年初め、マスコミが「格差社会」大 …

失業問題 「自分の市場価値を高める」

 失業問題は単に政府の無策のせいではなく、労働市場の需要と供給の問題である。教育や訓練によって供給側(雇用される側)の質を高める必要があるというのは、合理的な分析である。失業者とその予備軍は、労働市場における自分の価値を …

社会保障の考え方

 社会保障をどう考えるかは、人間の本質をどう見るかという「人間観」の問題と深く関わっている。その意味で、実はきわめて宗教的なテーマでもある。  近代社会保障が生まれた背景には、一つは欧米諸国のキリスト教的人間観がある。キ …

公的年金のインフレ対応機能

 老後の生活保障には、高齢で勤労収入が得られなくなった後も、寿命やインフレにかかわらず、年々の生活費が確保されることが必要である。しかも、インフレには、物価上昇ばかりでなく、 実質賃金の上昇等に伴う一般生活水準の上昇によ …