メキシコ発新型インフルエンザに学ぶ 霊的背景と対策

背景 祟り神系の恨みの念波

 メキシコ人の悪想念だけが原因ではない。イスラム教国側の祟り神系の恨みの念波が、新型インフルの悪性化、増殖にも一定の霊作用を与えており、2005年にアメリカ南東部を襲ったハリケーン被害同様、アラーの祟りだと思わせようとしている。無論、ユダヤ=キリスト教文明を背負ったアメリカが2003年のイラク戦争以降、イスラム教国を叩き続けていることへの祟りである。

 実際、預言者ムハンマドの言葉を集めたハディースと呼ばれる書には、「それ(ペスト)はアッラーが御心のままに送られる罰である」とある。また、AP通信によれば、エジプトの好戦的イスラム組織のウェブサイトに、「豚インフルエンザは異教徒に対する神の報復だ」という書き込みがあったという。

 ムハンマドの言葉や、一部信者のこうした信仰がある以上、イスラム系の祟り神がウイルスを使って祟りを現実化しようとするのは当然とも言える。今回の新型ウイルスが、イスラム教で不浄な動物とされる豚に由来することも何やら暗示的です。

 ただし、神が異教徒や敵に疫病を流行らせるという信仰は、イスラム教だけでなく、たとえばユダヤ教の教典である旧約聖書の出エジプト記や詩篇にも見られる。こうした排他性は、イスラム教やユダヤ教など砂漠系の一神教に特徴的な問題点と言える。

 

 背景 世界大恐慌に変わる「不幸のタネ」を捜している人々の想念

 私たち日本人にも大いに関係があり、今後のウイルスの世界的流行や悪性化を左右し得る重要な点がある。世界大恐慌を期待していた恐怖心と不幸感の強い人々が、大恐慌が空振りになろうとしているので、次の不幸の騒ぎのタネを捜している。こうした想念の集合体がウイルスの悪性化を促進する。

 私たちの誰もが「他人の不幸」を喜ぶという暗い面を持っている。今回、日本人の感染者が確認されたときも、内心で「キター!」とばかり不謹慎な興奮を覚えた日本人は少なくないのではないでしょうか。

 そんな「不幸で騒ぎたい心」を飯のタネにしている典型的存在がマスコミである。下世話なメディアに限らず、大新聞やテレビも部数や視聴率を稼ぐため、センセーショナルな報道をしがちである。

心の法則はプラスにもマイナスにも働く。「騒げる不幸のタネはないか」と求める大衆やマスコミの暗い想念が集合体となったとき、一種の物理的な力としてウイルスを悪性に変異させることが十分あり得るのです。

 近代以前は、ペストなど深刻な疫病の流行は、神の怒りなど目に見えない力によると思われてきた。やがて、顕微鏡が発達し、パスツールら19世紀以降の研究者たちが細菌やウイルスを発見すると、逆に神の祟りなどは迷信として一蹴されるようになっていった。

 だが、前者のような宗教一辺倒にも、後者のような唯物論にも真実はない。真実は両者の中間にある。ウイルスや細菌といった病原体に、人間の想念や動植物の霊、祟り神の念波などが加わり、両者があいまって感染症の流行や悪性化が起こるというのが、科学と霊的観点の両方から見た中道的真実です。

 

対策

 壊滅的な恐怖は起こらないと信じる

 こうした霊的背景を踏まえると、新型インフルエンザの被害を最小限に押さえ、自分も感染に倒れてしまわないために、医学的・公衆衛生的な対策以外にもやるべきことが見えてくる。

 まずは、スペインかぜ やかつてのペストのような何億もの人が死ぬような恐怖は起こらないと信じることだ。不幸を予想して必要以上に恐れることは、不幸を常にイメージしていることになるので、その現実化につながる。恐怖そのものが大敵であり、恐怖は起こらないと信じることが、恐怖に打ち勝つ道です。

  光明思念を強くする

 次に、「たとえウイルスが来ても、自分は絶対に大丈夫だ」という力強い思念を持つことである。不幸を信じ、恐怖にとらわれると免疫力が低下してくる。人はウイルスに負けるような弱い存在ではない。神の子、仏の子としての光明思念が大切です。近年の精神神経免疫学でも、明るい未来を信じる心、感謝の心、勇気を持って道を切り開こうとする心など、積極的な心や感情が全身の免疫力をアップさせることは、さまざまに実証されてきている。

 また、大切なのは、自分ひとりでなく多くの人にそうした光明思念を広めることです。

 祟り神よりも強力な神の指導を受ける

 祟り神の恨みの念波にウイルスの悪性化を促す力があるくらいなら、もっと正統的で強い神の、光の念波でウイルスを撃退し、感染を予防できないはずがない。

 その霊的な光や指導を受け、あるいは他者に及ぼす方法として、幸福の科学では国内外の支部で「感染症撃退祈願」と「感染症予防祈願」を受けることができる。メキシコでも多くの人が参加し、「主の御名において、あらゆる悪性ウイルスは死滅するしかないのである」との強い確信を共有して祈願が行われた。

  結論として、今回の新型インフルエンザは、本格的な世界的大流行(パンデミック)にはならない。最悪、全世界で感染者1万人以内、死者2万人以内で止まる。この流行は1年以内で終焉を迎えるでしょう。

 この結論と前出の背景、対策は、大川隆法総裁によれば、幸福の科学支援霊団の高級霊である行基とエドガー・ケイシーの霊示に基づく。前者は、仏教の布教や社会事業を通じて民衆から「菩薩」とあがめられた奈良時代の高僧であり、後者は20世紀前半のアメリカの巨大霊能者で、前世のリーディングなどを通して多くの相談者の病気を治癒に導いた、仏教でいう薬師如来系統の存在である。

 もちろん、幸福の科学の立場は精神主義や医学不要論ではない。公衆衛生の知識や現代医療は、感染症の予防と治療に十分に活用すべきです。

 だが、たとえウイルス感染者と同じ飛行機に乗っていても、実際には発症する人としない人がいる。「病気のほうで逃げていく」という言い方があるが、まずは私たち一人ひとりが光明思念を強くし、ウイルスが裸足で(?)逃げていくような人間になることを目指すべきです。

 そして、そうした思念を世の中に広げることが何より大切です。メキシコなど諸外国の人々の集団的悪想念を払拭するには、一定の現実的影響力や時間が必要だが、言論、政治、経済、宗教活動などを通じてその努力を続ければ、光は闇に勝つしかないのです。

 地球規模の感染症リスクはある意味で、人類が力を合わせて時代のマイナス想念に打ち勝つための試練であり、チャレンジなのかもしれない。

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