労働者・使用者の権利・義務

公開日：2015年10月10日

１．個別的労働関係

　労働者には、主に「労務提供の義務」が課せられています。

２．組織的労働関係

労働者には、主に「秩序・利益維持義務」が課せられています。

３．誠実・配慮の関係

　　労働者には、主に「誠実配慮の義務」が課せられています。

労働者の権利と義務	使用者の権利と義務
誠実配慮の義務（信義則上の義務）	誠実配慮の義務（信義則上の義務）
（付随）	（付随）
営業舗蜜の保持義務競業禁止義務使用者の名誉・信用を傷つけない義務企業の名誉・信用を傷つけない義務職務専念義務真実告知義務その他	安全配慮義務解雇回避努力義務説明・協議義務客観的合理性の義務社会通念上相当性の義務権利を乱用してはならない義務労働受領義務職場環境保持義務人格尊重義務その他

　誠実配慮の義務（信義則上の義務）は、民法１条２項を根拠としております。

　トラブルが起こったときは、上記の「権利・義務」に基づいて、お互いに意見の正当性を主張することになります。

　たとえば、こちらには権利があるとか、相手が義務を果たさなかったなど

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