「リストラされやすい条件の女性」へのアドバイス
いわゆる子育て中のママさんとして、マイナス面はマイナス面としてあることは率直に認めつつも、「他の同じような条件の人と比べると、私には、ほかの人にはできない、こういうプラス面があります」ということをPRしてもよいでしょう。
また、「子育てに手のかかるお母さん同士で協力し、話し合って役割分担を決め、助け合う」といったことも、可能性があるかもしれませんね。
「こういう条件で、最高の仕事ができたらいいな」と思っても、そううまくはいかないのは当たり前のことなので、たとえ悪い条件でも、「自分を使ってくれるだけでもありがたい」と受け止め、できれば、「時間的に拘束されないところで、何か突出した能力がつくれないかどうかを研究してみる」ということが大事です。
そうした努力によって、給料を上げることも可能なのではないでしょうか。
もし、パートの人が、正社員よりも仕事がよくできたら、雇う側も損得を考えて、「この人を使いたい」と思うものなので、いずれ、そういうタイミングも、きっと来るのではないかと思います。
とにかく、「与えられた条件のなかでの最善は何か」ということを考えればよいと思います。すべてのことについて、「国が何かをしてくれることを待っている」というのは、あまりよいことではありません。(法話「『サバイバルする社員の条件』 リストラされない幸福の防波堤」「質疑応答」より)
幸福の科学の女性信者は『不況に打ち克つ仕事法』などを勉強しているので、読んでいない人との差がついて、急に仕事ができるようになり、もっと上の男性の上司から評価されることがあります。そのときに、周りの女性からのいじめが始まるのです。
しかし、最後は数字がものを言う世界なので、動かぬ数字を積み重ねて、人間関係に起きるマイナスのエネルギー浪費を最小限に抑えていくことが大事だと思います。
正しい仕事をしていて、自分の力が急速に伸びたために、人間関係に波風が立つのであれば、仕事の手を抜くのではなく、それを周りに認めさせなければなりません。
ただ、不用意な発言などで、相手とのこじれを大きくしないように努力する必要はあるでしょう。したがって、どこかに必ず味方をつくっておくことが大事です。
激しく叩かれ始めたときは、ものすごく成長したときが多いのですが、不況期に、有能な人を左遷したり、クビにしたりするような会社は潰れます。したがって、上が愚かでないかぎり、それはしないはずです。あと、嫉妬(しっと)している人に対しては、少し分福(ぶんぷく)をしなければいけないところもあると思います。
ただ、結局、能力そのものは隠せないので、行くところまでは行くでしょう。それは運命だと思ってください。嫉妬の嵐のなかをかい潜(くぐ)らないかぎり、人間は、成長し、大物になることはできないのです。(法話「『不況に打ち克つ仕事法』講義」「質疑応答」より)