凶悪犯罪と悪霊との関係

 どちらの犯罪も容疑者と被害者の間に利害関係があるわけではなく、動機も不明確で第三者には理解し難い。こうした未成年による異常な犯罪をどう考えればよいのか。

 大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『霊界散歩』の中で、凶悪犯罪の原因を、「霊的」に指摘している。

「犯罪を犯した人のなかには、よく、自分が犯罪を犯したことを全然覚えていない人がいます」「憑依されているときに、人殺しをしたり、泥棒に入ったり、万引きをしたり、いろいろな悪さをするわけですが、事が終われば、憑依霊が抜けて、本人の魂が戻ってきます」

 事件当時の記憶をはっきりと思い出せない場合、医学的には多重人格と見なされがちだが、その多くは、実は悪霊による憑依が原因である。

 悪霊とは、生前に善なる思いや行いよりも、悪なる思いや行いの方が多く、死後もなお成仏できずに迷い苦しんでいる霊存在だ。こうした悪霊は、プラスの心を持った人間には取り憑けないが、自らと同じ、嫉妬や憎悪に満ちたマイナスの心を持つ人間に憑依する。心の状態が変わらず、悪霊に毎日のように憑依されると、やがて完全憑依状態になり、理性が失われ、凶悪犯罪に走ることがある。

 こうした未成年の犯罪を減らすには、善悪の価値観を教えるための宗教教育が大切だ。 

 特に未成年の犯罪の増加の背景には、学校教育、家庭教育の中に宗教的価値観が欠けていることがある。幼い頃から宗教心を育み、自らの心をコントロールできるようになれば、悪霊の影響を受けにくくなる。

 戦後、日本では教育から宗教を排除してきたが、「人間は皆、神仏に平等につくられた尊い存在」であることを信じてこそ、自らの命を大切にし、他人の人生を尊重できるものだ。宗教的価値観の浸透こそ犯罪を抑止するカギである。

参考