植物状態

 事故や病気で脳に障害を負った患者の中には、昏睡状態のまま何ヵ月以上も生きる人がいる。

遷延性植物状態 詳しく

 そうした植物状態に陥っても、周囲に対する認識力を持っている患者がいるかもしれない。

 植物状態の人は、本当に周りのことを何も理解できず、ただ「寝ているだけ」なのでしょうか。

 幸福の科学が教えている「霊的真実」は、人間の本質は魂であり、たとえ脳がダメージを受けて植物状態になっても魂は健全であるため、周りの人が言っていることも、何が起きているかも、本人は理解できるということである。植物状態は、脳というコンピューターが一部機能していないせいで、患者が意思や感情を自由に表現できないだけなのです。

 「(死の定義について)科学だけに任せてよい問題でもない」として、植物状態になる前に家族で、植物状態になった場合の対応を話し合うべきだと結論づけている。ただ、「死」に対する正しい判断を行えるのは、本来、宗教である。

 植物状態にある人は、死を恐がって肉体に留まるケースも多く、本人の守護霊が迎えに来ていても聞く耳を持たない状態である。そのため、本人が元気なうちに、「人間の本質は魂であり、輪廻転生を繰り返しながら成長する存在である」という霊的な知識を知っていれば、次の生である「あの世」にスムーズに旅立つことができる。

 植物状態の人は何も分からないのではなく、魂で周囲を認識している。延命治療を考えるときには、家族や親族のみならず、医療者も含め、あの世や魂についての霊的知識をしっかりと踏まえる必要がある。

参考

 植物状態は医学的に「自己や環境について意識がない」などと定義されているが、実は意識があって、単に体を動かすことまではできない状態であるということです。

 幸福の科学大川隆法総裁は、植物状態よりさらに重篤な脳死状態であっても「意識がある」と指摘している。『心と体のほんとうの関係。』で以下のように述べておられます。

「人間は脳で考えているのではありません。脳というものは、コンピュータ的機能、管理機能を持っているところであり、いわば管理室なのです。そのため、脳という“機械”が故障した人は、考えや思想を外部に発表したり、体で表現したりすることができなくなることがあります。しかし、それは機能における障害であって、実際は、考える力や意思をまったく失ったわけではないのです。

 脳に反応がない場合、その人には考える力がまったくなく、周りの人の言葉も聞こえないのかといえば、そうではありません。霊体というものは、耳の機能を通さなくても、周りの人たちの考えを読み取ることができます。口に出して語っていることだけではなく、心のなかで考えていることをも読み取ることができるのです。したがって、病気の末期にある人でも、周りの人たちの言っていることや考えていることが、手に取るように分かるのです」

 人間は、魂、霊体の側に考える中枢があって、脳など肉体は「乗り物」にすぎないということ。人間の魂と肉体との関係は明らかになっていない部分のほうが多いのです。

参考

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