信仰とがんの関係について

 2015年、アメリカ・フロリダ州にあるモフィットがんセンターの研究者らは、4万4千人以上のがん患者のデータと、すでに発表された複数の研究のデータを収集。統計的な方法を用いて、精神や宗教ががん患者に与える影響の解析を行った。この研究で、3つのことが明らかになったという。

信仰心を持つ人は肉体へのがんの影響が少ない

 1つ目の結果は、肉体の健康についてです。高いレベルの精神性や信仰心を持つ人は、肉体的な健康状態がよりよく、がんや治療による肉体的な影響も少なかったという。日常生活を送る能力も高かった。

 2つ目の結果は、精神面についてです。当然ではあるが、精神的に幸福な人は、不安やウツ、苦悩が少なくなっていた。また、神や宗教コミュニティとの関係性が薄れているように感じると、精神的な苦悩が強まるか、幸福感が小さくなっていくという。

 3つ目の結果は、社会活動についてである。幸福感が強く、怒りの神でなく慈悲の神を信じている、または、神は助けに来てくれるという確信を持っている人は、社会との関係を維持できることが多いという。

 この論文の共同執筆者(ラストオーサー)であるウェイクフォレスト医学学校のジョン・サルスマン准教授は、「もし医療チームがこれらを試せるなら、より患者中心の治療ができる」と述べている。

 参考

 このように、信仰やよき精神性を持つことは、病気の治療に良い影響を与える。

 幸福の科学大川隆法総裁は、信仰の力について以下のように語っておられます。

「免疫力は、実は、信仰の力、信じる力を持つと、かなり上がってきます。それは本人の意志としての想念の力でもありますが、日々、『仏のため、神のために、菩薩として頑張ろう』と思っていると、強い積極的な善念が体全体に満ちてきて、全細胞にじわじわと行き渡るため、免疫力が高まるのです。そうすると、初期のガンぐらいであれば、すぐに治ってしまいます。免疫力が高まれば、自分でガンと闘って、治してしまうことができるのです」(『心と体のほんとうの関係。』)

 信仰によってがんが消えたという事例もある。私たちの「心の力」は、現在考えられているよりもずっと強いのかもしれない。

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