アルツハイマー病の霊的背景

脳のメカニズム解明へとつながるか

 理化学研究所の研究チームは、アルツハイマー病にかかったマウスの失われた記憶を復元することに成功した。

 研究を行ったのは、1987年にノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進氏らの研究チーム。研究チームは、マウスを箱に入れ、足に弱い電流を流した翌日、再び同じ実験を行った。その結果、健康なマウスは通常、電流を流された嫌な体験を思い出し、足をすくませるのだが、病気のマウスは、記憶障害を示し、そうした動きを見せなかった。しかし、その後、病気のマウスの脳内に光を当て、記憶の保存に関係する細胞を刺激すると、足をすくませた。研究グループは、光の刺激で記憶を復元できたと考えているという。

 利根川氏は、「アルツハイマー病の患者の記憶は失われておらず、思い出せないだけかもしれない」と研究結果について語っている。

 アルツハイマー病で記憶障害を起こす原因について、新しく記憶できないためなのか、今までの記憶を正確に思い出せないためなのか、議論が分かれている。今回の研究結果は、今後のアルツハイマー病の治療や予防法の開発につながることが期待できるという。

 参考 

世界的に急増する認知症患者

 アルツハイマー病など認知症患者数は世界的に急増している。

 「世界アルツハイマー報告書2015」によると、世界の認知症患者数は現在の約4680万人から、2050年には1億3200万人と約3倍に増えると予想されている。高齢社会を迎えている日本としても、他人事ではない。

 

アルツハイマー病と憑依の関係

 今回の研究結果が、認知症患者の増加の歯止めになれば、素晴らしいことだ。ただ、脳の仕組みについてはいまだに分かっていない部分が多い。

 アルツハイマー病の霊的背景について、大川総裁は著書『ザ・ヒーリングパワー』で以下のように述べている。

憑依されると、アルツハイマーになるんです。悪霊に憑かれると、ボケの症状が出てきて、脳の指揮命令系統が狂ってくるんです

 人間は肉体と霊体を合わせ持った存在で、死んでも霊として生き続ける。その時、死後の世界を信じず悪しき心を持ち続けていた者は、あの世に還ることができず、この世にとどまり悪霊となることもある。彼らはこの世で生きている者にとり憑いて、様々な悪影響を及ぼしており、これが病気の原因となっていることも多い。

 アルツハイマー病とは異なるが、犯罪者が犯罪の記憶を覚えていない、突如人格が変わるといったケースも憑依が原因であることが多い。犯罪者の悪しき思いや考え方に悪霊と同通するものがあれば、悪霊に肉体を乗っ取られる可能性は高くなる。

 こうした目には見えない霊的影響を考えなければ、記憶障害なども含む病気の本当の原因は分からない。霊的知識が今後の医学の発展のカギを握っている。