発達障害の子供への投薬が逆効果

 発達障害者支援法において、発達障害は、自閉症やアスペルガー症候群、学習障害や注意欠陥多動性障害(ADHD)などの症状が低年齢時に発現するものとして政令が定めるもの、とされている。内閣府の出す障害者白書によると、日本の小中学校で発達障害の可能性がある児童生徒の割合は6.5%だという。

 発達障害と診断されると、抗精神病薬や中枢神経刺激薬が処方されることがある。薬の効果はあるものの、副作用や薬漬けに苦しむケースも少なくない。

 参考

ある方面への天才性が、他の機能を封じ込めている場合もある

 発達障害に対する対処について、幸福の科学大川隆法総裁は著書『上手な個性の伸ばし方』の中で、自閉症の定義が曖昧であることに触れた上で、以下のように述べている。

「『仏の子だ』と思って見てあげてください。人間の魂には、それぞれ、いろいろな傾向があるため、変わったことをする子も数多くいるのです」「ある方面への天才性が、他の機能を封じ込めている場合もあります」

 20世紀最大の科学者と言われるアルバート・アインシュタインは、話し始めるのが遅れていたり、言語のトラブルが目立ったため、失読症や自閉症、アスペルガー症候群の可能性があったと言われる。

 また、発明王トーマス・エジソンも、強すぎる好奇心ゆえに学校の授業を妨害したり、自宅の納屋を全焼させるなどしており、現代ならば注意欠陥多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)、アスペルガー症候群などと診断されていたでしょう。

 こうしてみると、発達障害は、非常に強い個性を持つ一種の天才児だといえる。

 

すべてを「障害」としてしまってよいのか?

 強烈な個性を持つ子を育てることは、非常に困難である。人によっては、普通の社会生活も難しい場合もある。しかし、変わっているからと言ってすべてを「障害」としてしまうことは問題がある。

 人とは違う個性を持つ人のほうが、新しいことをしたり、それを成功するまであきらめないことも多い。長い目で見れば、薬に頼りすぎず、子供たちの個性や才能を信じ、伸ばしていけるように育てることがより良い処方箋となるでしょう。

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