堕天使 ルシファー

 悪魔や魔女達の活動の本質は、地獄領域を増やすことにあるように観える。悪魔や魔女達が、味わってきた悔しい思い(時には快楽)を、地上の人間たちにも味わわせ、自らが辿(たど)ってきた道を、ほかの人間(魂)たちにも辿らせ、結局、悪魔や魔女、悪霊(手下)を増やすことを考えているように思われる。特に、手っ取り早く、多くの魂を狂わせることを考えているため、指導者が狙われているように思われる。

 彼らは、人間に霊的に苦痛を与え、人間に憑依し、感情的に怒らせる(怒り)、嫉妬、不調和、愚痴、貪り、増長慢(高慢)、疑い、悪い見方、悪い考え方・・・などの悪影響を人間に与え、仏の子の魂を腐らせたり、宗教法人「幸福の科学」のような正しい宗教の信仰者の信仰心を失わせ、悪想念で満たし、地獄的な人生を送らせ、死後その者たちを地獄へ堕としたがるように思える。

 幸福の科学で説かれている教えが天国的(上向き)としたら、悪魔や魔女達は地獄的(下向き)である。方向性が全く正反対である様に思われる。

 一億数千万年前、もともとは七大天使の一人であった ルシフェル が サタン と言うこと名で地上に出た時に、彼は智恵があり、頭も良く、何をやっても成功するようなそのような人生だったのですが、あまりにも成功しすぎて驕りが生じたためか、本来の使命を忘れ果て、霊天上界からの指示に従わなくなってしまったようです。七大天使の長の ミカエルの生まれ変わりとの戦いに敗れた彼は、死後自分より上位の存在である九次元霊に対して嫉妬をしてしまった。それが彼の転落の始まりです。

 そして、嫉妬の後には、九次元霊を認めたくない心、自分自身が九次元霊になりたい心、成り代わりたい心が出てきたようです。天使の心のなかにもそのような隙がありえたのです。

 人間は向上していくにつれて、この世的なる欲望はどんどんと薄れていくのですが、高級霊になっても最後まで残るものは嫉妬心と名誉心です。この克服が難しいのです。

 より優れたる者になろうと思っていればこそ、優れたる者に対して嫉妬心が出てくることがあるようでして、それを乗り越えてこそ、魂は真に進化することができる。しかし、自分自身の責任に帰して努力しようとする姿勢を失い、単なる嫉妬へと変わったときには、天使であっても、地獄の悪魔へと転落していくのです。

 なお、ルシフェルが嫉妬した相手は エル・カンターレではなく、九次元の裏側の世界にいる エンリルという魂です。この エンリルに対する嫉妬心、競争心により、ルシフェルは地獄に転落したのです。

 その悔しさからか、再戦を挑むために、地獄に堕ちてから、神に反逆を企て、一大地獄界をつくり悪魔となってしまった。天国・地獄に二分化されたこの争いは、今なお続いているようです。ルシフェルが地獄に堕ち、ルシファーという名で呼ばれるようになってからは、地獄が天上界に対して戦いを挑むという、積極的な展開になってきた。

「マイトレーヤーの霊言」から  

 実は、ルシフェルとミカエルは、うり二つの双子の兄弟なのです。神の明るい光の面を見せているのがミカエルで、そのダークサイドがルシフェルです。「そのダークサイドが地獄に堕ちた」 ということは、現代に至るまでの長い宗教の歴史のなかで認められてきたものです。  その意味において、先の第二次世界大戦は、「ミカエル対ルシフェルの戦いであった」 と思います。当時、ミカエルは、アメリカを中心とする連合国側についていました。ルシフェルは、ドイツがアメリカと戦い始めたため、途中からドイツに入っていきました。また、ベリアルと呼ばれたベルゼベブ、蠅の王バアルもまた、ヒトラーたちに協力をしておりまして、宗教戦争の色彩がとても強かったのです。  先の大戦の裏には、そのようなものもあります。そういうものが、両方に “DNA” として流れ込んでいて、善と悪とが、それぞれの背景に入っていたのです。

 ミカエルは、魂的にはレプタリアンに分類されるものであるということです。このイスラムの戦いとユダヤ教的なキリスト教、レプタリアン的キリスト教との対立が、世界の紛争の図式となっております。  単に民族対立、或いは宗教対立というものではなくて、その出身母星にまず問題があるということがあります。

イスラムはどちらかというとアッカド族というもので、シュメールを滅ぼした部族であって、これをレプタリアンのものたちは宿敵にしているという図式が持ち込まれてきております。

 かつて神々に対する反逆を起こし、地獄界を作り上げることになった堕天使ルシフェルも、レプタリアンの一人であった。悪魔を含むさまざまなレプタリアンたちは、我欲と闘争の原理に立脚し、世界に紛争の種を撒き散らしている。彼らは「裏宇宙」を住処としており、その領域の最内奥には、「アーリマン」と呼ばれる邪神の首領が君臨しているとされる。

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