ホーキング博士の危険な「唯脳論」

 「車椅子の宇宙物理学者」として知られるホーキング博士が活発な”言論活動”を行っていて、「人間の脳は、心の中にあるプログラムのようなもの、つまりコンピューターのようなものだから、人間の脳をコピーすれば、死後も何らかの生命を与えることは理論的には可能だ」との見解を示された。

 もっと言えば、「脳の機能が壊れたら移し替えることのできるデータがなくなってしまうので、この世で生きながらえることができなくなる」とのことです。

 このようなホーキング博士の見解は、「脳の機能がすべてであり、人間は機械である」と言っているに等しい。

 以前より、ホーキング博士は「壊れたコンピューターにとって天国も死後の世界もない。それらは闇を恐れる人のおとぎ話にすぎない」などと、神や宗教を否定していた。なぜ、彼はそこまで宗教を敵視する思想を持っているのでしょうか。

 幸福の科学の霊査によると、ホーキング博士は、ある存在から”指導”を受けていることが明らかになっている。その存在は「反宇宙(裏宇宙)」の闇の帝王である、宇宙の邪神「アーリマン」の配下にいる者だという。アーリマンが、映画「スター・ウォーズ」に出てくる シス卿のような存在だとすると、ホーキング博士を指導しているのが ダース・ベイダーの存在にあたる。

 このダース・ベイダー的存在が、科学者を通して遂げようとしている目的は何でしょうか。それは、唯物論・無神論がいわば”斜陽産業”になってきたので、これに代わって、新しい科学信仰を打ち立てることだという。科学の形を取って神や宗教を否定し、唯物論を別の形で盛り上げようとしている(『宇宙人による地球侵略はあるのか』大川隆法著)。

 確かにこの流れでいくと、人間があの世の存在を忘れ、この地上でいかに生きながらえるかに没頭する危険がある。また脳の機能がすべてであるなら、脳死状態は死であることになる。

 ホーキング博士の正体は、ケンタウルス・マイナー星から来た大きな縦長の目と二本の触角が特徴のサイボーグ型の姿をした宇宙人であることが判明している。自身の存在をロボットの仲間のように考えていることが、こういう邪神の指導を受けるきっかけとなっているとのこと。

 ホーキング博士も「信仰心を持っていない」科学者であることを誇っているところに、邪神と相通じるものがある。

 世界を創造した神の存在を認めなければ、「脳の機能の停止は死と同じだから、臓器を取り出してもかまわない」と考える傲慢な医療や、「不死性」を追求し人間のこの地上への執着を増大させる危険性のある科学を生むことになる。

 ホーキング博士は体が不自由であるからこそ、安楽死について権威ある意見を語れるはずとの期待を持たれているのが伝わってくるが、体が不自由であるからといって、その見解が正しいかどうかは分からない。一方、同じく体が不自由であったヘレン・ケラーは、同博士とは違って、信仰を持って多くの人々に希望を与えた。

 世界的権威だから、そして体が不自由だから、語ることが善であり正義であるわけではない。科学のなかに忍び込む姿形を変えたニーチェ思想に対して打ち勝つだけの、信仰に基づく科学を構築していく必要がある。

参考

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