人類の創造まで

幸福の科学大川隆法総裁法話『アルファの法』と書籍『太陽の法』より

 人類は、猿から進化してきたわけではない。エル・カンターレによって、金星に生まれていた人霊たちを用いて、何百体かの地球起源の光の指導霊たちが創造されたのが、地球人類の最初の起源です。

 法話『アルファの法』により、地球誕生から 主が地球にて初めて肉体を持ち、様々な惑星の文化を入れつつ地球オリジナルのものを創られる等の 始原の法 の輪郭が初めて明かされました。

『太陽の法』より  

「そもそも、私たちが住んでいる地球がその一員である三次元宇宙ができたのは、いまから約四百億年前の昔であるといわれています。もし、大宇宙の仏(根源の神)を二十次元的存在、あるいは、それ以上の高次元的存在であるとするならば、数千億年の昔、より正確にいうと、悠久のむかしから、意識存在としての根本仏はありました。根本仏は、いまから一千億年ぐらい前までに、三次元宇宙空間の創造を意図しておられ、約八百億年前には、自らの意思でもって、三次元宇宙を統括する巨大霊を創造しました。これが十三次元意識の誕生であり、私たちが認識できる宇宙に関する最初の霊の誕生です。この十三次元宇宙霊は、大宇宙の創造ということを使命としてもっている根源仏の意識の投影であります。

 この十三次元宇宙霊は、約六百五十億年前に、十二次元の星雲の意識を創造しました。その数は、約二百万体あるといわれています。私たちの属する銀河系意識も、この二百万体ある星雲の意識体のひとつなのです。

 そして、六百億年前に、この十二次元の星雲意識霊によって、十一次元の恒星意識霊が創造されました。すなわち、十一次元空間の誕生です。私たちに関係ある宇宙としては、十二次元の銀河系意識霊が、十一次元の太陽系意識霊をつくったということになります。  

 さらに、五百三十億年前に、銀河系において、十一次元の恒星意識霊が中心となって、惑星意識霊の創造が開始されました。これが、十次元宇宙の誕生です。わが太陽系では、十一次元の太陽系霊の努力により、水星意識や金星意識、地球意識、火星意識、木星意識、土星意識などがつぎつぎ誕生しました。こうした惑星意識霊の創造は、四百二十億年くらい前までに、ほぼ完了したといえます。  

 そして、いまからちょうど四百億年前に、大宇宙霊の内部で、異変が起きました。すなわち、十三次元の大宇宙霊の意識体の内部で、核融合、核分裂のような現象、あるいはまた、大きな宇宙花火のような現象がつぎつぎと起きたのです。いわゆるビッグ・バン現象です。こうして、十三次元宇宙霊の内部に、人体でたとえるならば、内臓諸器官のような三次元空間がポッカリとできあがってきたのです。それは、もちろんまだ、現在のような整然とした宇宙空間ではありませんでした。いわば、透明なクラゲのような胃袋状のものが突然出てきたといった感じでした。このクラゲのような宇宙空間を明瞭化するために、十二次元の星雲意識、十一次元の恒星意識、十次元の惑星意識が協力しあって、三次元宇宙空間に、惑星、恒星、星雲というものをつぎつぎと具体化していったわけです。この四百年前の三次元宇宙空間の出現以来、各星雲、各太陽系で、宇宙創造の進度は異なります。銀河系のなかでも、わが太陽系が、三次元宇宙空間に出現したのは、約百億年前です。七十億年前には水星が、六十億年前には金星が、そして、約四十六億年前に地球が誕生しています。これが、私たちの星の誕生です。星もまた、生命をもつ意識体としての最初の存在なのです。」

 現代の科学の常識では、地球は46億年前に誕生したと考えられています。46億年という数字をどのようにはじき出したのかというと、ひとつは岩石の年代測定で放射性元素の半減期を割り出し、推定すると言う方法が確立されています。ウランは放射線を出して少しずつ崩壊する。壊れていない親核種と壊れてしまった娘核種との比率で、放射年代測定を行うという(ウランは崩壊していくとラジウムになり、最終的には鉛になってしまいますが、これを「ウランー鉛崩壊系列」といいます。)。他にも色々な元素の半減期がわかっており、これらを複合して調べるとのことです。現在の地球上で発見されている一番古い岩石が38億年前です。鉱物としては42億年前のものが発見されているという。また、地球の年齢は隕石からも推定されています。隕石は太陽系期限の物質で、おおよそ45.5億年のようです。

 今の宇宙物理学では、宇宙の歴史は130億年くらいとなっておりますが、現実にはもっと古い歴史があります。「太陽の法」では400億年ほど前のビックバン現象だったということが説かれております。そして、いろいろな銀河が分かれてきました。最初のビックバン現象から分かれてきたひとつのエネルギーの流れのなかで、私たちが住んでいる銀河は、宇宙全体の右目に当たると言われていますが、そのエネルギーの流れが銀河にたどり着いた時に、一定の冷却現象を起こして、いくつかの星々が出来ました。

 銀河の一部から分かれてきて、太陽系の位置を定めて固めましたが、その仕事に関わっていたのは エル・ミオーレのさらに前身であるところの巨大神霊です。私たちのすむ銀河系の責任を担っています。この神霊の意思によって、銀河系の位置と太陽系の位置が定まりました。そして、その銀河系の中から新たな渦巻きが出来て、その中からいくつか遠心分離機にかけられるように重要な恒星等が現れました。さらに、その恒星から惑星が現れてきました。

 もちろん、そうした大きなものから分離して小さなものが出来てきた歴史だけではなく、初期の銀河においてはガス状の渦巻きがかなりありましたので、そうしたガス状の渦巻きの中で色々な核融合のようなものが各所で起きて、そして新たなものが生成されるということもありました。

 星の創造については、ガスが固まってできたとか、隕石がぶつかって出来たとか、宇宙のチリが集まって出来たとか、あるいは星が分裂してできたとか諸説ありますが、いろいろな形での創造が現実には成されてきたのです。

 エルミオーレの前の巨大神霊は、私たちのすむ銀河を創るにあたって、その中にいくつかの定点として、太陽のような中心星を創り、そこを基点としてその引力圏の中に様々な星々を繋ぎとめ、出現させるということを為してきました。

 この太陽系はまだ100億年の創造期間しかありませんが、まず、最初に金星のほうが創られました。金星は、太陽をエネルギー源として太陽の創成とほぼ同じころに創られました。そして、金星で生命実験の場として生命を養ってきました。

 大川隆法総裁は、著書『太陽の法』の中で以下のように説かれました。

「三次元宇宙空間に星としての太陽が出現したのは、いまから約百億年前です。この太陽系に最初の生命が誕生したのは、美しきヴィーナスの星、金星ができてからです。金星ができたのは六十億年前ですが、それからさらに五億年ほどたったころ、ですから、五十五億年ぐらい前になりますが、そのころにこの太陽系に九次元世界がつくられることになりました。そして、十次元惑星意識よりさらに行動的で、今後、星に誕生すべき生命体を統治しやすい、最高度に発達した人格をもった大霊が創造されたのです。この金星の十次元意識が個性化した最初の九次元大霊のことを、エル・ミオーレといいます。金星の統治者です。エル・ミオーレが三次元の金星の地表につくった最初の実験用生命体は、植物と動物をかねたものでした。次に、エル・ミオーレは、植物と動物とを分け、約二十億年それぞれを進化させました。」

 地球の創成については、宇宙のガスやチリが集まったとか、あるいは隕石がぶつかってだんだん大きくなったとか、いろいろと説明が宇宙物理学者によって言われています。真相は、宇宙のチリが集まったわけでもなければ、隕石がぶつかってできたものでもありません。太陽の地殻運動等により、太陽の一部がある種の爆発を起こして別れて出てきたのです。

 地球は、当初、非常に燃えている球体でありましたので、この熱が冷めて実際に生命の起源に当たるものが登場してくるのに10億年以上かかっていると思われます。

 月の創成についてですが、いくつかの説があります。代表的なものは「ジャイアント・インパクト説」です。これは、地球に火星程度の惑星(地球の半分くらい)が衝突し、そして月軌道に入ったという説です。その前には「親子説」「兄弟説」「他人説」という3つの説がありました。「親子説」は原始地球が高速で回転していて、ちぎれて月になったという説です。月の成り立ちは、太陽の一部が爆発を起こして火球(地球)が太陽から分かれて回転し始めたときに、その火球の一部が分かれて太平洋部分に当たるくらいの容積の部分が地球の周りをまわる軌道を作りました。大川隆法総裁は、月の創生が「親子説」であると断言されています。

月の生成メカニズム

 「太陽の法」ではあくまで、意識体が最初にあり、そのあと ビッグ・バン が起こったということを説かれております。

 『アルファの法』では、冷却、固形化、地場などの物理的、科学的な見地からの視点で説かれました。

 

地球での人類創造

 地球では、植物、様々な微生物からはじまって下等動物が現れはじめました。これらはすべて地球自体が持っている、生きとし生けるものを有らしめんとする生命エネルギー磁場と、太陽光エネルギーが地表に放った熱が動力源となって、地球に生命が生まれたのです。最初は植物に似た原始的なものの培養からはじまって、地球起源のものをいろいろ創りました。やがて植物が繁茂し、様々な小動物を創るところまで成功しました。

「太陽の法」(P-53~54)より

「金星での生命実験及び文明の発達と並行して、四十六億年前に地球が誕生したとき、地球の十次元意識も、地上生命の誕生について考えていました。彼らは先進地である金星での実験を参考にしながら、金星よりも生物の生存条件のよい地球では、よりダイナミックに進化ということに重点をおいた地球系生命霊団の構築を検討しました。そこで、エル・ミオーレの意見のもとに、地球十次元の大日意識、月意識、地球意識の三大霊は、地球上での生命活動に、二本の柱を基本としてもうけることにしました。第一の柱とは、地上にあらわれた生命の発現レベルにかなりの上下の差、高低の差をもたせるということです。第二の柱とは、地上での生命活動は短時間とし、多次元世界との転生輪廻を法則とすることです。第一の柱にもとづいて、いまから約三十億年前に、地球に、まず、アメ―バーやプランクトンのたぐいをつくりはじめました。これが、動物の基本となります。二十六億年くらい前から、カビなどの菌類をつくりはじめ、これを植物の祖としました。それから、だんだんに、高度な生命体を地表に送り出していくわけです。第二の柱にもとづいたものとしては、まず低級霊界をつくりました。これは、現在の四次元幽界のもととなるものです。しかし、まだそれほど明確ではなく、ふわっとベール状の霊域が地表をおおっているだけにすぎませんでした。初期の微生物や低級植物は、この低級霊界と地表での生命活動とのあいだでの転生輪廻をくりかえしました。そして、いよいよ今から六億年ほど前になると、地球惑星大霊たちは、地球に、いよいよ高級生命を創造する時期がきたことを悟ります。そこで、地球にも九次元霊界をつくり、先進地金星からエル・ミオーレを招きました。」

 「太陽の法」ではエル・ミオーレと地球意識などの合議により、地球の環境が整えられたということになっています。

 金星という星は、10億年前と5億年前の2度の爆発でいま住めなくなっているが、実は金星霊界に住んでいる人もいる。硫酸の海を泳いでいた人もいる。適応はしているわけです。なお、当時の金星では、生まれ代わりのシステムはなかったそうです。金星の爆発のときに、大量の人たちが他の星に散っていきました。一つはニビルというところであるし、プレアデスやベガ(織姫星)といったところに多くの人が移っていきました。金星が三次元的に最期を迎える前に、大船団を組んで金星から肉体を持って移動していった。プレアデス星団というのは、金星系から別れていって非常に高度に科学技術が進んでいるというところです。金星のときの教え、愛と美と調和、そして発展、こういったものを非常にすばらしく実現している星です。人類系の方々で、非常に美的な人たちがここにおられます。

 エル・ミオーレが既に金星で金星人類を長らく生かしめていましたが、金星というところでこれ以上の進化発展がないということで、新しい次の文明実験に掛かることになって、金星系霊団から地球系霊団を創るべく、エル・ミオーレがその本拠を移すこととなりました。地球が高等動物の生存が可能なレベルまで来ているという判断で、この地球に高等人類を創る計画を始動するようになったのです。これが6憶年くらい前のことです。

 ところで、エル・ミオーレがその本拠を金星から地球に移すことで、「エル・ミオーレ」から「エル・カンターレ」と名を変えたが、9次元霊での移動と捉えてはなりません。エル・カンターレは宇宙創成に係る14次元大霊です。エル・カンターレは、金星文明実験をする前に アンドロメダ銀河のほうを指導しておりました(『地球を守る「宇宙連合」とは何か』)。

 もっと言うと、エル・カンターレの意識は1千億年の歴史を記録しておられる。私たちが住んでいる宇宙は400憶年の歴史ですが、その前の600憶年の間に、「他の宇宙の創世にかかわってこられ、今、この宇宙にかかわっておられると推測されます(『レムリアの真実』)。

 最初の生命を創るに当たっては、金星からいろいろな星に行っている人達もいたので、それを呼ぶということも可能性として選択肢はありましたが、この地球に於いて生命の創造を成してみるということで計画しました。

 

地球理念

 直前の文明として金星文明があったので、それを踏まえつつも違ったものをつくろうと考えた。

 「調和」が極めて強かった金星文明は、停滞し衰退したところもあったので、地球では、進化の速度をもう少し上げて変化の激しい星にして、魂にいっそうのチャレンジのチャンスを与える環境をつくろうと考えた。

 切磋琢磨し進化しながら、同時に調和の光を入れることで、「進化させつつ調和させる」という大きな文明実験だったのです。

 大川隆法総裁は、著書『太陽に恋をして ガイアの霊言』の中で以下のように説かれました。

「星によって、星団によって、いろいろと目的が違うし、その進化の度合いにも、ずいぶんずれがあるのですけれども、やはり新しくつくる以上は、何か、そういう「理念」がなければつくれません。ただ、直前の文明としては金星文明があったので、「金星文明を踏まえつつも、それとは違ったものをつくろう」と考えたのです。どちらかといえば、金星文明は、「調和」が極めて強かった文明かと思います。長い調和の間に、「芸術性」や「美しさ」も、そうとう出てきたとは思うのですけれども、ある意味で、停滞し、衰退した部分もありました。そこで、地球では、「進化の速度を、もう少し上げよう」という計画が最初からありました。ある意味での「新しい創造と破壊」、「変転」、こうしたものを強く入れ、わりに変化の激しい星にして、魂にいっそうのチャレンジのチャンスを与えるような環境をつくろうと考えました。その過程では、初期のころ、確かに、肉食獣などが多く出たときには、若干、弱肉強食的なものも出たことは出たので、これについては、金星的な目から見ると、必ずしも美しくない面はあったと考えます。しかし、宇宙の星のなかには、強者と弱者が、明らかに、その位置を固めているところもあり、弱者が、一方的に奴隷のようになっているような星もあれば、餌や獲物になっているような星も、現実にはありました。ただ、アルファ様のお考えとしては、「最初のあり方は、多少、原始的に見えるかもしれなくとも、いずれ、それを、現在のような市場原理、競争の原理も入れた上で、切磋琢磨して人類を進化させる原理につながっていくものにしたい」という気持ちをお持ちだったと思うのです。そのように切磋琢磨し、進化、進歩をしながら、同時に、もう一つ、調和の光を入れ、どうやってそれを整合させて、地球にユートピア的状況をもたらせつつ、それを最終的に終わらせないようにするか。要するに、桃源郷のような状況を何億年も続けさせるのではなくて、「進化させつつ調和させる」ということができないか。そういう、大きな文明実験だったと思います。」

「地球での人霊の創造と人類の創造」

 金星に大きな気候変動等があって、大量に魂として次元上昇(アセンションと言いますか)して3次元ならざるところに住んでいる方々もかなりおりましたので、こうした方々の中で地球に住む希望を持っている魂群を呼び寄せました。金星から地球に呼び寄せるに当たり、金星において既に肉体を持っていないで霊界にて存在していたものたちを、一群の大きな光球、光の玉のように魂を集めて、金星からこの地球に呼び寄せました。個々の魂が地球に来ると言うことではなく、また、宇宙船に乗ってやって来るということでもありませんでした。そして、その中から地球にふさわしい人霊の創造と地球にふさわしい人体の創造ということが計画されて、地球の適正というものを考えた上で、2億年ほど時間をかけて考えを練り、現象化させていったのです。最初に数百体くらいの人霊をこの地球上に物質化させるということを行いました。これが約4億年近い昔でした。

 物質化現象として現れた人霊たちは、今の私たちのような肉体は持っていなくて、最初は半透明のゼリー状の人体の様なものが物質化して現れました。まだこれでは人類として生存するには十分に適さない状況であったので、これに地球で色々な要素を加味していって、その肉体も改造を加えてきました。重力、一定の重力と酸素、窒素との空気の配合があり、また、温度、塩分、光の輻射熱、水と陸との関係など、様々な要素があります。これらをいろいろ合わせて、次第に地球に適合する肉体を形成していくようになりました。

 やがてはっきりしとした人体状のものがつくられるようになってきました。既に金星で文明実験した時のものや、金星でも既に人類に似た生命が誕生して惑星にも移動していたので、それを参考にしつつも、地球のあった体を作り直していこうという試みでした。

 そうして段々に地球にあった肉体を創り、男性に適した肉体と女性に適した肉体とを創りました。機能を分けて二元的な世界を創ることにしたのは、二元的に男があって女があるという人間的な世界の方が、人霊あるいは人間として地球で生存し、生活し、経験を積むに当たって稔りが多い経験を得ることができると想定されたからです。他の星においては男女が分かれていない星もありますし、男女以外の性、第三の性、あるいは第四の性等があるような星もあります。そして、男女を分けることによって、この分かれたるものが互いに引き付け合うという原理をつくりました。互いに引き付け合う原理を「愛の原理」といいます。

 大川隆法総裁は、著書『太陽の法』の中で以下のように説かれました。

「エル・カンターレは慈悲と智慧の光を増幅させて、九次元界に巨大な光球を創り出しました。そしてこの光球に金星人として最高度に発達した人霊を送り込み、再生のパワーを与え、やがて小さな光に分割し、地球起源の八次元以下の表の光の指導霊たちを何百体か創造しました。そして彼らに個性を与えるため、九次元パワーの総力を挙げて地上に物質化現象を起こしました。まずは蜃気楼のような透明なゆらめきが地表に現われ、次第に人の影のように見えはじめ、最後には、白く輝くばかりの肉体が出現しました。初めての人類が、五人、十人、百人、そして五百人と、続々空中より出現した時、彼らを二つの集団に分け、右半分の集団には、金星人の智慧と勇気の光を投げかけ、左半分の集団には、同じく金星人の優美さ、優雅さの性質を帯びた光を投げかけました。こうして人類の男性と女性が分かれました。彼ら、彼女らが、後にギリシャ系、あるいは仏教系の諸如来、諸菩薩、観音などとなった、高度に進化した魂を有する人類だったのです。

 個別化を進め、地球での経験を経るにつれて、引き付け合う力に差が現れてき始めました。自由だけを推し進めると違いが強調されすぎて、お互いの協調がなされない事態も起きました。そのため、共にこの地上で生きるための「法」が必要となったのです。

 また、最初の人類には明確な寿命がなかったが、いったん肉体を去って霊界に還り、新しい魂経験が積める環境になったらまた生まれるという「転生輪廻」の法則を確立させました。

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