地球の一角を照らす存在

 今までの日本を評価すれば、日本は、文化においても世界史的にも地球の一角を照らす存在です。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『『国を守る宗教の力』で次のように説かれました。

「今までに日本がつくってきたもの全体を評価した場合、必ずしも百点満点ではないかもしれませんが、私は、「『日本という国が、この地球上に存在し、少なくとも二千年、あるいはそれ以上の歴史を有している』ということは、ありがたいことである。日本は、地球の一角を照らす存在だった」と思っています。また、過去の文化においても、世界の最高水準まで行っていた時期が何度かありましたし、世界史的にも、誇るべきものが数多くあると思います。そして、「現在の日本もまた、そうである」と思っています。日本は、「第二次大戦後、まったくの焼け野原、廃墟になったところから立ち上がり、世界最高水準まで経済成長を遂げた」という、戦後の奇跡を起こしました。このことが、「アジアやアフリカ、あるいは南米の国々などに、どれほどの勇気を与えたか」を考えると、そこには計り知れないものがあります。それから、ヨーロッパに侵略され、何百年にもわたって植民地化されてきた、アジアやアフリカの国々にとっての刷り込み、すなわち、「有色人種は、絶対に白色人種には勝てない」といった考えを徹底的に叩き潰し、「人間の値打ちは肌の色によって変わるものではないのだ」ということも示しました。さらに、その日本に、今、幸福の科学という宗教が起き、世界を引っ張っていこうとして、新たな発信をしています。もちろん、これは、先の大戦を、すべて完全に美化するものではありません。戦前の国粋主義的なもののなかには非常に排他的な部分もあり、日本は、他の世界宗教をはじめ、さまざまな新興宗教等を弾圧したり、思想の取り締まりを厳しく行ったりするなど、そうとう教条主義的な国になっていたと思います。そのようなところは改めなければいけませんし、私たちは、単に、「明治以降、第二次大戦前までの興隆を取り戻し、それを続けたい」と考えているわけでもありません。そうではなく、「新しい国づくり」を通し、「世界のリーダー」としての日本のあるべき姿をつくりたいのです。日本の政治状況がだらしないように見えるのは、ある意味で、「多元的な価値観や意見を受け入れているためである」とも言えます。私たちが正しい主張をしているつもりであっても、「その主張が、国民の1、2パーセント程度までしか認められていない」というような現実もあります。しかし、それによって迫害されたり殺されたりするわけではありません。また、支持を得られなかったことに対し、私たちは、どこかの宗教のように、「東京上空からサリンをばら撒きたい」と思うようなこともありません。「それは、自らの努力不足、啓蒙の不足である」と考え、末永く、粘り強く活動を続けることによって、人々を変えていくことこそ、真の道であると思っています。あくまで、「みなさまからの支持を得られないのは、私たちの努力がまだまだ足りないからである。しかし、その主張が正しいことは、いずれ分かってくださる」と考えているのです。」

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