四正道とスピリチュアル

 現代はスピリチュアルブームといわれています。
 スピリチュアルというのは英語ですが、簡単に訳せば霊や霊的なものです。日本語で霊というと薄気味悪い感じがしますが、英語でスピリチュアルと言えば神秘的な感じです。
 このスピリチュアルと宗教は何が違うのでしょうか。ある意味便利なので、スピリチュアルという言葉が定着したのだと思います。しかし、スピリチュアルという言葉で安心して肝心なことを忘れてはいけません。
 大事なことは、スピリチュアルな学びをして人生を幸福に生きることです。つまり、霊の勉強をして、悪霊に憑依されないで悟りを向上させることです。
 人生の目的は、魂の経験を増やして悟りを得ることです。 仏法真理では「四正道」と「正しき心の探求」といいますが、心の向上につながらないスピリチュアルは意味がないのです。四正道とは4つの正しい道です。「愛」と「知」と「反省」と「発展」をそれぞれ極めるように努力しながら、正しい心とは何かを探求し続けましょうという教えです。 これは宗教の教えというより、幸福の科学の教えです。しかし、伝統的な宗教にも修行の方法があり、教えが体系的になっていることが多い。ところが、スピリチュアルという分野では、霊的な学びになる部分はありますが、結局どうしたらよいのかが分かりません。そのうち、何のためにスピリチュアルを学んでいるのか分からくなるのです。そういう意味では、伝統的な宗教の方が学びになります。しかし、伝統的な宗教は古臭い感じがして、いまさらという気持ちもあるでしょう。そこで、新しい言葉であるスピリチュアルに魅かれるのだと思います。
 しかし、伝統的な宗教にはよい教えがあるが、現代の社会に対応していません。教えそのものが仏教では2,500年前、キリスト教では2,000年前と、あまりにも古いのです。宗教改革により進化している部分もありますが、その宗教改革でさえ、数百年前という状態です。 現代の問題に答えられるのは、現代の宗教だけです。伝統的な宗教でもよい教えがありますが、幸福の科学の教えは現代的で体系的なのがお勧めです。
 そして、教えを学ぶだけではなく、「信仰」が大事です。いくら教えの本を読んでも、評論家や学者のように読んではダメなのです。評論家は他の物と比べて正邪を批判するのが仕事です。 学者は書いてあることを研究するだけなので、受け入れることが難しいです。信仰は宗教的な行為ですが、とても大事なことです。それは、自分の地上の生命が終わった時に実感することなのです。
 あの世には天国があるといわれていますが、すべて同じではありません。会社と同じで、部署と役職があるので、縦割りと横割りの区分があって、一律ではないのです。もちろん、地獄もあります。地獄というのは、地上で悪いことをした方、悪い思いで過ごしていた方が行くところです。悪いことをしていなくても、心の中で苦しみや悲しみが強すぎた方は天国に入れないのです。そして、無信仰の方も天国に入れません。たとえ、一生の仕事として宗教学者をしていたとしても、信仰を持っていないと天国に入れないのです。
 天国に入る条件は、信仰心が前提で、さらに心が清らかであることが必要です。信仰心と心の清らかさをクリアしたら、あとは人生の成果によって行くところが違います。 キリスト教の信仰を持っていれば、キリスト教の霊界に入れます。 仏教の信仰を持っていれば、仏教の霊界に入れます。 日本の神様を信じていれば、日本神道の霊界に入れるのです。 しかし、無信仰の方はいくところがありません。そして、幸福の科学の教えを信じている方は、幸福の科学の霊界に入れます。つまり、信じる対象によって、あの世に帰るところが違うのです。

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