地球霊界の階層・地獄界の始まり

 地球霊界のもとは、地球を中心とした重力磁場です。魂の傾向が似た者同士が住み分けるようになった。霊界のなかで高下ができつつあり、低位霊界のなかで争い事が起き始めていた。

 宇宙から来た者も、寿命を終えてあの世に還り、次に違った肉体に生まれることを繰り返すことで、地球人としての自覚が次第に芽生えてきました。

 現在も レプタリアン系と少し きしみが残っている。最初計画した地球人類の人間性と少しずれている。個性の一つとして認めてはいるが、強い者が弱い者を打ち倒すのは当然という考え方が レプタリアン系種に入っているので、何度も文明的な戦争の原因になりました。

 競争の原理も一部「進化の原理」としては機能しているので、個性として残しつつも、ひずみ部分を調和させる努力をした。

 ただ、人類の切瑳琢磨が激しくなって高度化された一方、地獄領域が拡大した。今から1億2千万年ほど前に、ルシフェルが地獄に堕ちて、地獄界の活動が活発化し、サタンの頭のような者を育てて天上界に歯向かい始めた。自分たちの考え方を地球の考え方に合わせ切れなかった者、信仰において帰依しなかった者が分かれた。それ以後、様々な宗教が説かれ、地獄的なものから脱出させるために、強すぎる利己心や他の者を害する心を取り除くことを教えの主眼としてきました。

 幸福の科学大川隆法総裁は、著書『太陽の法』の中で以下のように説かれました。

「地球霊団は、このようにして、一億三千万年ほど前には、エル・カンターレ系が四百億人以上、他惑星系が三十数億人ほどにもふくらんでおりました。しかし、このころ、他惑星人霊を大量に増やすべきだとの提案が、エンリルを中心として出されたのです。エンリルの考えによると、地球に移住して来た比較的高度に発達した人霊を本体として、五人の分身をつくり、各人に、交代で地上生活をさせたほうが、魂学習上効率がよいということでした。そこで、パイトロンという巨大な装置がつくられ、このパイトロンで高次元の光を増幅させ、本体に照射することによって、五人の分身を誕生させました。しかし、パイトロンによる人霊創造は、数億人で打ち止めとなりました。  というのは、パイトロンによって創造された分身のなかには、霊格の低い者が多く、地上生活を経験しているうちに、自分が本来霊であることを忘れ、物質や肉体煩悩にとらわれて堕落し、ほかの正常な霊たちに害悪をおよぼす者が増えてきたことです。こうした人霊が、死後、低級霊界に磁場をつくりはじめ、四次元幽界に、暗い想念をもった人々がグループをつくりはじめました。すなわち、これが、地獄界のはじまりです。エンリルの失策は、最初の移住時の不調和事態に続き、再び、エル・カンターレの厳しい教導を受けることとなりました。  しかも、一億二千万年前に、ルシファーが天上界の高級霊たちに反乱を起こして、一大地獄界をつくりあげたとき、彼らの想念エネルギーのくもりで、地獄界には二度と仏の光が射さなくなり、寒い暗黒の世界となりました。  さらに、こまった問題は、四次元幽界の一部にこのような暗黒世界ができたために、三次元地上界にも、仏の光が射さないところが出てきはじめたことです。たとえ人物がまぶしく輝いていても、空に雪がかかれば、地上に影ができ、くもってしまいます。これと同じように、一億二千万年前よりこの方、三次元の地上界に、ありとあらゆる害悪と混乱が起きはじめたのです。  それ以来、一億年以上の期間、この三次元現象界を中心として、地上を浄化しようとする高次元の諸如来、諸菩薩たちの努力と、なんとか三次元に自分たちのすみかを拡張して、地獄の苦しさからのがれようとする、ルシファーを筆頭とする地獄の悪魔や悪霊たちとの抗争がつづいているのです。このため、エル・カンターレは、何度もその分身を下生させ、悟りの力によって光の指導霊を養成する強力な指導体制をつくりあげていったのです。  私のこの『太陽の法』は、三次元地上世界に、本来の仏の光を輝かすために、いま一度、仏法真理の太陽の光を、その輝きを取り戻すために書かれているのです。  みなさん、こうした地球霊団の歴史を十分に理解されたうえで、これから、私が説いていく法が、いかに切実な思いから発しているかをご推測ください。『太陽の法』とは、本来の光の世界、仏国土を取り戻すための、救世の法なのです。」

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