神の創られた多次元世界の究明に向かう科学

『ニュートン霊示集』 より  

 今後は、科学の対象は霊界に向かうべきであり、霊界の奥にある神そのものに向かうべきであると思います。今、物理学においては素粒子論で持ち切りのようでありますが、素粒子の奥をきわめていくと、物質とはそもそも何であるのか、物質の誕生とは何であるのか、ということに思いをいたさないわけにはいかなくなります。  それは有って無きが如しというようなものです。まったく面積も体積もないものが、突如、三次元世界にその位置を得る、そうして存在感をアピールするにいたる。これは、まさしく、想像です。創り出されたという観がします。この素粒子の世界を探求すれば、探求するほど、やがて多くの科学者は神というものの存在に行き当たってくるでしょう。また、数学的にも、異次元世界の存在が証明されていくでしょう。それは、私はごくごく当然のことのように思われます。というのも、私自身そうしたことを証明するために、実在世界からのインスピレーションの供給を仕事としているからであります。どうしてもどうしても言っておかなければならないことは、創造の秘密ということです。科学者たちは創造ということを誤解し始めたように思えるのです。この地上にある、いろいろな知識の異質な組み合わせを、創造だと思う人が大変増えてきました。嘆かわしいことです。創造の本質とは、この世的なものではない、異次元世界からの天降ってくる啓示です。異次元世界から天降ってくるインスピレーションです。このインスピレーションを受けるためには、自分自身の知性や理性だけで考え方を縛ってはならないのであって、どこかで宗教家の説くような、幼な子のような心を持っていなければなりません。幼な子ごとき純粋で、そして無理のない考えを持ち続けることによって初めて次々と着想が湧いてくるのです。私自身の発明、発見も20代の三年間ほどの間ですが、ペスト流行の折に田舎に疎開していたときに得たアイデアによっています。私はそうした結論をまず最初に得て、あとはそれを証明するために努力しただけのことです。その結論そのものは、すでに天上界からインスピレーションとして与えられていました。今後の科学は、このインスピレーション、霊天上界の啓示による創造という観点を忘れては、一歩も前に前進することはないでしょう。それは科学の探求する世界そのものが、そうした異次元的世界となってきているからなのです。宇宙船技術についても、異次元世界の解明なくして、進むことはないでしょう。地上に数多く飛来しているUFOの存在、その機能も、異次元世界というものを知らずして解明されることはないでしょう。

科学と霊界へ

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