多次元の世界

 最初は四次元幽界です。精霊界とも言います。四次元と言っても何処か彼方にあるのではなくて、この世と同じ世界にあるのであって、四次元世界が三次元世界を内包している。これは高次元世界が下位次元世界を内包しているということです。

 四次元は、三次元の縦、横、高さに「時間」の要素を加えた世界です。この四次元世界は、幽界と呼ばれ、死後全ての人が還る世界ではあるのですが、大きく分けて天国と地獄に分かれます。この世界の住人となるには、最低でも「人間が霊的な存在である」、「仏の子である」という悟りをもっている必要があります。また、この世界は、平安時代の住人と現代に生きた人が同一空間に存在できるということが可能な世界なのです。死後は全ての人がこの幽界に還るのです。そして、一定の期間の後、それぞれの精神、心の波長にあった世界へと還っていくのです。もちろん地獄的な人は地獄へと赴いていくことになりますが。天国は、ガラス張りの世界であって、誰からも分かるため、不調和な心を持っていては、とても同じ世界に留まっていることはできないのです。そのため、天国では嫉妬とか恨みとか怒りの念を抱いた瞬間に地獄に落ちてしまうのです。厳しい世界ではあるのですが、また天国に住む人にとっては安らぎに満ちた世界ではあるのです。

四次元幽界

 次の次元が、五次元善人界です。縦、横、高さ、時間に「精神(善なる)」なる要素が加えられた世界で、善人界と呼ばれるのは、そこは善人が住む世界だからです。悪人は存在できないのです。あの世は完全な波長同通の法則(この世でもこれは適用されるが)の世界であり、悪なる波動の住人は住むことができないのです。四次元の悟りは「善」なのです。幸福の科学では、この次元の数字が高いほど高い精神世界を表わしています。五次元善人界は普通の町並みが並んでおり、人々が仲良く牧歌的に暮らしている世界です。霊界では食事や睡眠は必要ないのだけれど、生前、農作業を生きがいにしていた人は霊界でも農作業をしているのです。また、この世で仕事を生きがいとしていた職業人などは霊界でも同じように、医者、看護婦、科学者、政治家や科学者などそれぞれの仕事に従事しているようです。  

 そして、次の次元が六次元光明界です。この世界は、縦、横、高さ、時間、精神に「真理知識」の要素が加わります。真理知識とは、仏法真理、幸福の科学で説かれている真理と言っていいでしょう。真理を如何に知っているかが5次元と6次元を分かつのです。この世界では、政治、経済、科学、教育、芸術、宗教など各界のリーダーたちが住んでいる世界です。政治や科学、芸術のリーダーたちが一致団し、一緒に仲良く活動している世界なのです。もちろん宗教家もたくさんいます。トップレベルの芸術家って、すっごい偏屈なイメージがあるかもしれないけれど、すべての人が信仰心があるということでは全員一致しています。  なお、ここの人たちはみな「人間や霊を生かしめている”大いなる光”」の存在があること全員が知っているのです。

 次の次元は、七次元菩薩界です。この世界は、縦、横、高さ、時間、精神、真理知識に利他の要素が加わります。7次元の悟りは「利他」です。利他とは、無私無欲、奉仕の心です。見返りを求める気持ちなどがあると菩薩界へは入ることが許されないのです。松下幸之助や坂本龍馬などがいる世界です。政治家、企業家などでも「正しい職業観を持ち、政治、経済、経営で多くの人々を幸福にする」という無私なる人であれば、7次元世界に還ることができるようです。その点、小沢氏や鳩山氏は、まず落第だと思います。 彼らと同じような考え方、資本主義、企業家は搾取するものだと言ったマルクス、そしてその思想の下、多くの人を粛清したスターリンなどは地獄に落ちて言うる。ヒトラーや「神は死んだ」と言ったニーチェも地獄界最深部にいるようです。  

 そして、次の次元が八次元如来界です。この世界は、縦、横、高さ、時間、精神、真理知識、利他に加え、「慈悲」の要素が加わります。如来界の悟りは「慈悲」です。世界的宗教の教祖やヘーゲル、プラトン、カントなど偉大な精神的思想を残した方々がいる世界です。八次元如来界には、科学者もたくさんいるようで、エジソンもその一人です。アインシュタインもそうです。エジソンは、生前は「霊界通信機」を考えていたようですが、「霊界には一定の時間がなく、過去・現在・未来が一体化している」そうですので、この理論を使い、30世紀頃には地上に降りてタイムマシンを開発しようと思っているようです。その頃地上に転生すれば、タイムマシンで、色んな時代へワープできるかも知れません。光速より早い速度は「霊速」です。これがアインシュタインの「E=mc²」を超えるもので、タイムマシンのキーワードになるでしょうか。 そして、UFOは、4次元以上の世界にワープして地球に飛来しているようなのです。またUFOの技術は宇宙人から教えられるそうです。現実にアメリカでは、宇宙人からUFOの技術がかなり入っていて宇宙技術の開発をしているようです。  

 そして、最後には9次元宇宙界があります。この世界は救世主の世界です。 救世主とは、時代時代に現れて、人類を導くために偉大なる「法」を説かれた方です。この世界には10人の方がいます。釈迦、イエス・キリスト、孔子、マヌ、マイトレーヤ、ニュートン、ゼウス、ゾロアスター、モーセ、エンリル、です。そして九次元世界では釈迦意識の本体が、地球最高大霊エル・カンターレなのです。  

 この上に、十次元世界として、大日意識、月意識、地球意識の三体の惑星意識があります。

 惑星の神霊、人格神ではありません。  太陽系には9つほど惑星がありますから、それぞれに宿(やど)っているのではないでしょうか。

 地球意識は生き物を繁茂(はんも)させる地上としての磁場、太陽意識は積極性、月意識は消極性です。

 さらに言えば、この地球が内包される宇宙はシャボン玉のような大宇宙を形成していて、この大宇宙がさらに、次なる宇宙を形成しながら「宇宙樹」の世界に行き着くのだろうと思います。  

 次元の壁は愛と悟りの高さによるもので、「愛の発展段階説」と合致しているのです。 このように、宗教の世界、、信仰の世界においては、すでに最先端の科学を凌駕しているのです。 そして、この次元の壁を超えるのは、最後は『信仰』の力なのです。 異次元精神世界を解明するには、唯物論では限界があり、最後は信仰心が必要になってくるのではないでしょうか。