竜神の役割

(幸福の科学大川隆法総裁 法話より)

 霊界にはいろいろな種類の竜がいます。少なくとも、霊界には竜が存在します。現時点では、地上界に、竜らしきものはいませんが、霊界には、竜のかたちをした霊存在が実際にいます。それも、役割の違ういろいろな種類の竜がいます。黒竜や赤竜、金竜など、いろいろな竜が存在していて、仏法で言うと、だいたい守護神に当たる役割をしているのです。 以前、奈良に、旅行か仕事か、何かの用事で行ったとき、「猿沢の池」という大きな池の近くの旅館に泊まったことがあります。そして、部屋の窓から池を見ていると、大きな竜が、二体、動き回っていたのです。池の隣には興福寺というお寺があるのですが、竜が霊地をきちんと守っているわけです。私が見たのは、赤い竜(赤竜)と白い竜(白竜)でしたが、竜は、こういう仕事をしています。

 

人間が死後、あの世で竜神になることもある

 また、この世で生きている人間が、死後、あの世で竜神になることも現実にあります。

 では、どのような仕事をしている人が竜神になるのでしょうか。それは、破邪顕正の仕事というか、邪悪なものを破るための戦いにおいて、前に出て戦うような仕事です。つまり、指揮官や司令官のような仕事をする人が、竜神になることが多いのです。 曼荼羅などを見ると、仏陀のまわりに、仏法の守護神として、竜や鬼など、いろいろなものが描かれています。鬼の場合は、金棒を持っている怖い存在であり、人に対して厳しい裁きをしますが、竜の場合は、「外敵と戦う」という仕事をしていて、仏陀を外護しているのです。仏陀のまわりには、お坊さんや尼さんがいますが、彼らは弱いので、戦いになると負けてしまいます。そのため、強い人を必ず配備しなければいけないのです。弟子のなかには、外敵と戦ったりするような人が必ずいますが、それは、仏教的には認められている存在なのです。

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