読書とは、現代的座禅である

1 読書そのものが修行である  

 読書は単に知識や情報を集めるためのものではありません。読書を通して、自分自身の人格も練り上げていくという効果がある。しかも、それが千円や二千円でできる。自分の意志さえあればやれるところが、読書のすごいところだと思います。これを、現代的座禅と考えているのです。

2 時空を超えて偉人と会う方法  

 たとえば、明治維新の時代なら、すごい先生がいると聞いたら、何ヵ月もかけて歩いて会いに行ったわけです。それが現代では、英知ある人たちの思想がすぐ手近にあって、自分の志さえあれば吸収できる。読書を通して、時空を超えてたくさんの偉人に教えを乞うことができるのです。

3 常に自分に刺激を与えることができる  

 自分を磨こうとしなければ、自分の思考の枠を越えられないので、すぐに「こんなもんかな」というマンネリ状態になっていくんです。しかし、読書を通して他人の考え方に触れ続けていると、常に自分に刺激を与えることになります。これが自分の殻を破り、人間としての成長につながるのです。

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