歴史認識問題 中国、韓国のウソ

 「従軍慰安婦」「南京大虐殺」「朝鮮併合」「日中戦争」などについて、中国と韓国より「歴史認識」を改めることと、「反省とお詫び」「補償」を求められています。しかし、いくら日本が中国、韓国に謝罪しても、賠償金を払ってもこの問題は解決しません。中国や韓国は、反省し謝罪すればするほど、自国の主張を繰り返します。そして、国連を始め、世界中に反省と謝罪を利用して日本をおとしめる活動をエスカレートさせます。それは、中国の敗者は永遠に奴隷であるべきであるという歴史観と韓国の逆恨みの国民性によります。

 「歴史認識」については、因果関係を正しく知り、なにが真実かを明らかにして正しい歴史認識をもたなければならないと思います。

 中国の歴史認識において、日中戦争で日本は戦争に負けたのだから、やったことは全て悪いに決まっている。敗者は奴隷のように勝者に永遠に仕えなければならないと本気で思っているのです。

 中華人民共和国の支配階級である共産党は、日本の中国侵略を跳ね返して、国民の生命と財産を守るために独立を勝ち取ったと主張していますので、その共産党政権の正統性の為にも、日本軍国主義は永遠の悪でなければならないのです。共産党が自由を求める国民を虐殺した1989年6月4日の天安門事件以来、「南京虐殺」などを特に強調した反日教育、反日攻勢を行っていることからも明らかです。もうひとつは、中国は一度支配下に置いた土地は、中国領土だと認識している点です。日本は、聖徳太子の例に見られるように、対等外交をめざしてきましたが、足利義満は、明の文化にあこがれ、建文帝から日本国王に柵封されました。つまり、中国皇帝から国王に任命され、臣下となりました。中国の本音は、沖縄も中国の領土であると思っているどころか、日本全体が中国であるべきであると思っているのです。

 一方、韓国の歴史認識は、500年続いた李氏の支配した朝鮮の歴史認識に基づいています。この李氏朝鮮は、1393年に明の皇帝から朝鮮国王に任じられていました。清の皇帝も同様の姿勢をとりました。明・清が宗主国でした。したがって、明・清の中華思想に染まっていました。そして、明・清に仕えることは、当然のことであるという国是の反対に、日本は蛮夷の国であるとさげすんでいました。したがって、宗主国にはへつらい、朝鮮より格下と思う国には居丈高にふるまうという意識を持った国です。中国にはへつらい、日本をさげすむという根底の思想があります。その日本が近代化を成し遂げ、1910年の日韓併合によって独立を失ったことががまんならないのです。日本が第二次世界大戦で敗北し、韓国は独立を果たしました。立場が弱い日本を徹底的にさげすみ、軽蔑することを国是とするようになりました。 

 中国の主張する「南京虐殺」に見られる残虐行為は、毛沢東が共産主義中国を建国するにあたって、自国民に対してやってきたことです。韓国の「従軍慰安婦」の主張も同じです。ベトナムで自国民を強制してさせた「従軍慰安婦」の事実が明らかになっています。  中国も韓国も、自国の国民性や軍隊がやってきたことは自ら知っていますから、日本軍もやったはずだという思い込みがあります。中国の軍隊、韓国の軍隊が残虐だから、日本軍も当然やってきたはずだというわけです。しかし、日本軍はそのような軍隊ではありませんでした。国民性がちがうのです。

 大多数の日本人は、中国や韓国があれだけいうのだから、本当に「南京大虐殺」が行われ、「従軍慰安婦」問題では、強制連行による性の奴隷問題があったのだろうと、素直に信じています。中国や韓国が主張する事実は、全部ウソです。

 また、日本人の中には、中国や韓国の主張に迎合して、自己の行為を軍や国全体が行ったことであるという組織犯罪に転化して免罪符を得ようとするものもいます。戦時下ですので例外的に犯罪行為に走った人もいたでしょうが、中国や韓国のように大半の軍人がそのような行為をしたのではないのです。  

 日本が朝鮮を植民地支配して収奪したというのもウソです。日本は毎年国家予算の10%以上をつぎ込んで殖産興業を行いました。これを収奪の植民地支配と定義するのでしょうか。嘘の歴史主張は、如何に巧みであろうともいずれ破綻します。中国や韓国が問題児であるということではないと思います。それぞれの伝統と国の方針にもとづいておこなっていることです。世界がうらやむ歴史と文化と国民性をもつ日本が、韓国や中国が言うような過去を持っていたはずがありません。

 歴史認識の問題は、中国・韓国の反日運動であるという簡単な問題ではありません。日本の国内問題です。中国・朝鮮の歴史認識問題に迎合している反日勢力が日本の歴史学者、マスコミ、政治家の主流を占めているからです。捏造の主張に対する毅然とした態度が歴史問題を解決するのです。

 日本は、河野談話によって、韓国をはじめ世界中の人に「旧日本軍は、朝鮮人女性を性奴隷にした」という誤解を与え続けてきた。だが、大川談話では、これを「遡って無効である」と宣言。「日本は今後、平和と正義の守護神となることを誓う」としている。

 歴史問題における中国・韓国の主張の根底には、「自国が有利になるならウソをついてもよい」「自国の努力不足や過ちをごまかすためには日本をおとしめてもよい」、という歪んだ心が潜んでいる。だが、そうした主張を日本が認めるわけにはいかない。また、国際正義の観点からも許してはならない。

 戦後、多くの日本人は「先の大戦の日本は犯罪国家だった」という自虐史観に染まってきました。だが、近年、歴史の検証が進むにつれ、「犯罪」が戦勝国や反日的な人々のつくり話であったことが分かってきた。

 戦勝国であるアメリカ政府が主導した調査で、慰安婦の強制連行だけでなく、連合軍が日本の戦争犯罪の証拠として取り上げた南京大虐殺や、731部隊の人体実験などの証拠が何一つ見つからなかった事実は極めて重い。また、アメリカを舞台にした慰安婦問題をあおっているのが中国政府であり、そこには「日本・アジアの侵略」という意図があるという事実も見逃してはならない。

 中国や韓国が異常なまでに歴史問題で日本を批判するのは、決して過去の清算のためではない。日本を外交的に孤立させるためである。「戦争は外交の延長」と言われるが、この歴史をめぐる言論戦は「外交」そのものです。中韓の言い分に日本人が反論しなければ、国際世論は「日本悪玉史観」で固まってしまう。

 日本人がなすべきは、自虐史観の象徴である「河野・村山談話」の白紙撤回です。官房長官談話などの中途半端なものではいけない。自虐史観を断ち切り、日本の誇りを取り戻す新しい「首相談話」が必要です。

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