日本が果たすべき役割

 大きな文明の流れを見ると、日本は、アメリカと協調しながら、有色人種の国として、アジアや砂漠地帯の復興や文明開化などに協力するという立場を取るのがよいのです。

 中国や北朝鮮などの体制が変わって、環太平洋の国々が市場原理を取り入れた価値観で繁栄することができたら素晴らしい。

 また、イスラム教の国々は、あまりに旧い慣習や戒律などに縛られている。もう少し開放的で風通しのよい方向を目指すべきである。

 そのような方向を目指すことが、地球文明にとってプラスになる。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『感化力』の中で以下のように説かれました。

「日本が先の敗戦で受けた痛手は百年ぐらい続きます。日本が世界のリーダーとなり、価値観などでリーダーシップを取るには、まだ時間がかかるだろうと思います。しかし、日本は、国力が世界のナンバーツーのところまで来ていますし、いま、じわじわと変化しているので、アメリカと組みつつ、「有色人種の国として、アジアや砂漠地帯の復興や文明開化などに手を貸す」という役割を、充分に果たせるのではないかと私は考えています。すなわち、日本としては、アメリカと協調しながら、「アジアの一角を占める国、アジアの重要な国として、アジアの国々の後れている部分を改革していくことに協力する」という立場を取るのがよいのです。イスラム教圏のほうは、一部には繁栄しているところもあるのですが、あまりにも旧い慣習、戒律などに縛られていて、後れを取っています。思想には、いろいろなものがあるのですから、もう少し開放的になり、それらを勉強してほしいと思います。インドにも旧い伝統的な宗教がたくさんありますが、これらも、多少、整理しなくてはいけないと思います。これ以上、旧い宗教の〝磁力〟が強すぎると、不幸が続きすぎるのではないかと考えています。また、中国に対して、日本は、いま経済的にかなり影響を与えています。今後、この無神論の社会主義大国が変化していくので、このあたりで、日本の大きな力が働きはじめるでしょう。おそらく、日本は、アジアにおいて、そういう意味でのモデルになるのではないかと考えています。マクロの見方は前述したとおりであり、今世紀にはアメリカ中心の文明は終わらないので、日本はアメリカと協調していくのがよいのです。日本で、これに反対している人たちは、安保闘争を繰り返しているようなものであり、文明の流れを見切れていません。アメリカと協調しなければ、日本の国の繁栄にとってマイナスになるでしょう。大きな流れには、ついていったほうがよいのです。いま、中国が、市場原理を取り入れた資本主義国になったならば、たいへんありがたいことです。中国がそういう国になり、北朝鮮も自由主義圏に入り、日本、朝鮮半島、中国、東南アジア、オーストラリアなどが、似たような価値観で繁栄できたら、最高だと思います。これを目指すべきです。あとは、イスラム教圏の風通しを少しずつよくしていくことです。大きな目で見れば、そのような方向を目指すことが、地球文明にとってプラスになると、私は判断しています。」

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