仕事におけるリーダーシップとは

意味と必要性、身につけ方を学ぶ

 リーダシップは、企業・官公庁に限らず、同好会やサークルなどの団体においても、組織の指導的立場に立つ人が持つべき資質です。

 指導的立場といっても、リーダーシップを発揮すべきなのは、組織・団体・集団の指導者一人だけではありません。大組織であれば本部があり、その下に部や課、係(グループ)といった小組織がある。また、組織横断的なプロジェクトチームもあるでしょう。組織・集団それぞれにリーダーを担う人材が必要なのです。

 さらに、非常事態では、誰もがリーダーシップを求められることがあります。災害や事故が起こった際、偶然その場に居合わせたことで人々を安全な場所に誘導せざるを得ない立場となる人もいるでしょう。この場合にも、本人の望む・望まないに関わらず、リーダーシップを発揮することが求められることとなります。

 リーダーは、組織や集団の目的に向かって、構成するメンバーの能力を引き出し、統率していかなければなりません。その統率力、指導力を、一般的には「リーダーシップ」と呼びます。強いリーダーシップを発揮する人は、構成メンバーの意欲を高めつつ、能力を最大限に引き出し、組織の目的をより早く達成し、大きな成果をあげることができます。

 リーダシップは、芸術的センスや運動神経といった天賦の才能とは違い、努力すれば身につくものです。リーダーシップという資質を持って生まれた一部の者のみが発揮できるという性質のものではありません。

 また、権力や恐怖を背景にして、人々を半ば強制的に動かすこととは全く違うものです。さらに、組織の目的や構成メンバーの特徴によって、好ましいリーダーシップの形は様々だということも理解しておくべきです。

 組織に目的がある限り、その組織のリーダーに求められる資質がリーダーシップです。

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