環境と試練

 環境変化のなかでしごかれることによって会社は強くなっていく。

 好況のときにもライバル会社としのぎをけずるのは、悪い環境でも生き残っていく耐久力をつけるためである。

 大いなる愛の観点からは、失敗するとつぶれたとしても、厳しい競争相手と戦い、生き残っていく努力をすることで全体に貢献しているのである

 幸福の科学大川隆法総裁は、『説法自由自在③ 真理の発見』で以下のように説かれました。

「業界のなかでも、円高であるとか、いろいろな環境変化があるとつぶれていく企業があります。その企業にとってはひじょうに厳しい試練です。しかし考えてみれば、試練のなかでしごかれることによって、ほんとうは会社の力はますます強くなっていくのです。順境のとき、すなわち、景気がいいときに商売を成功させるのはだれにでもできることです。しかし、そういうところだけをあてこんで会社組織を作り、仕事の流れを作っていたら、いざ不況が来たときに、いっぺんでつぶれてしまうことがあります。
 悪い環境のなかでも生き残っていけるような、そういう生命力、耐久力をつけるために、好況のときにもライバル会社というものと、しのぎをけずるわけです。そのライバル会社というのは、たいてい自分の会社よりも、製品の開発能力や、あるいは販売能力において上であることが多いでしょう。一人あたりの収穫が高いわけです。そういうところで競い合うことによって、好況期、みんなが楽に生きていけるときにおいても刺激を与えられて、会社の足腰が強くなっているのです。
 これがなければ、完全独占というものが起こり、企業の力は弱るし、仕事のレベルは落ちてくるし、いいことはあまりないのです。
 こういう事実を知ったときに、やはり結果として、より大いなる愛はどこにあるかというと、失敗するとつぶれるかもしれないけれども、厳しい競争相手に恵まれて生き残っていくなかに、ほんとうは全体にとってよりよい貢献ができることがあるということです。」
(19~21ページ)

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