個人の実力を上げていくには

 梅雨時のようなうっとうしい季節だからこそ、自家発電をして元気になろうという気持ちを持ち、笑顔と積極性を出すことが繁栄への道になる。

 リーダーたらんとする者は、言い訳をせず、環境に左右されることなく、自ら積極的に道を切り拓いていくという心の態度を持つことが必要である。

 悪い環境や悪い状態のときに、自分でファイト(闘志)を鼓舞して、いま一歩を進める努力をしていくうちに、個人としての「平均実力」がだんだん上がってくる。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『救世の法』で以下のように説かれました。

「梅雨時の、うっとうしい季節になると、九割以上の人は、朝からあまり気力が湧かず、やる気が出てこないのが普通です。そのように、環境要因に左右されて、自分の調子も悪くなってくることが多いのです。
 しかし、こういうときにこそ、「“自家発電”をして元気になろう」という気持ちを持つことがとても大事です。
 「誰もが調子のよいときに、自分も調子がよい」ということでは不十分です。周りの人たちが、「あまり元気が出ない」「やる気が出ない」というようなときに、「一歩を進める」という気持ちを持っていると、ほかの人との違いが必然的に出てくるのです。つまり、そういう梅雨時には、明るい顔で、行動したり、生活したり、お店を営業したりするだけでも、その笑顔と積極性が、繁栄への道になるのです。
 したがって、「ほかの人であれば、こういうときには、元気がないだろうな」「不愉快だろうな」「憂鬱だろうな」などと思うようなときには、「いかに、ほかの人と同じではない心の態度をつくるか」ということが大事です。ある意味で、そういう人が、周りを照らし、いろいろな持ち場でリーダーになっていく人でもあると思います。
 リーダーたらんとする者は、やはり、“自家発電”ができなければ駄目です。「言い訳をせず、環境に左右されることなく、自ら積極的に道を切り拓いていく」という心の態度を持つことが必要なのです。
 例えば、高齢の人の場合は、「梅雨時になると、体のあちこちが痛くて何もできない」と感じるようなことがありますが、それを言い訳にしては駄目です。やはり、「言い訳なし」という姿勢を持たなくてはなりません。ほかの人が、疲弊したり、言い訳をしたくなったりするようなときに、踏みとどまって、「一歩を進める」という気持ちになることが大事であると思います。
 特に、人生経験が豊かな人であればあるほど、ほかの人への感化力が大きいので、消極的にマイナス面を考えるのではなく、積極的にプラス面を考えていく努力をしたほうがよいでしょう。
 暗い考え方に負けそうになったら、「なにくそ、負けるものか」と思って、自分でファイト(闘志)を鼓舞していく必要があります。
そういう努力をしているうちに、個人としての「平均実力」がだんだん上がってきます。
 みなさんは、「自分とは、こういうものだ」という自己定義をしているでしょうが、悪い環境や悪い状態のときに、「負けるものか」と思って、いま一歩を進める努力をしていくと、自分の平均実力が上がってくるのです。これが大事なのです。」

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