未来を切り開くために

 未来は予測できない。しかし、目標を設定することで、未来を切り開くことはできる。

 人生の王道は、努力・精進し、汗を流し、智慧を絞り、熱意でもって道を切り開こうとする人の前に開けていく。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『日本の繁栄は、絶対に揺るがない』で以下のように説かれました。

「どのような事態が来ても、未来は切り開いていけます。
 ドラッカーという有名な経営学者がいましたが、彼も、「未来は予測できないが、未来を切り開くことはできる」ということを言っています。とても意味深い言葉だと思います。
 どうすれば未来を切り開けるかというと、その答えとして、ドラッカーは、「目標を設定することである。目標を設定すれば、未来を切り開くことができる」ということを言っています。
 確かに、人間は、目標があると、それに向けて努力するものです。
 例えば、「海外で仕事をしたい」という目標があれば、英語の勉強をしたくなってきます。むしろ、せざるをえなくなるでしょう。
 未来は予測できませんが、「未来を切り開こう」と思うなら、強い意志を持って、目標をつくり、その目標に向けて頑張ることが大事です。そうすれば、必ず道は開けてくるはずです。
 未来は切り開くことができます。そして、目標こそが、未来を切り開く力となるのです。目標を設定して、それをやり遂げようと努力することです。熱意を持って、一生懸命、やり遂げようと努力し、多くの人の智慧を集めて、“あの手この手”で努力しているうちに、必ず、自然にそうなってくるのです。
 その目標の達成は、人間の力によって、早くにも遅くにも、どちらにでもなります。未来は人間の力によって切り開いていけるのです。物事は考え方一つなのです。考え方によって、道を開くことはできるのです。
 今、世間では、「これから、不況になって苦しい時代が来る」と言われていますが、私としては、むしろ、「待ってました」という気持ちを持ちたいものだと思います。
 どんな大不況や恐慌が来たとしても、脇をキュッと締めて頑張れば、乗り切ることができます。すべての会社が潰れるということはありえないのです。弱いところは潰れても、強いところは残ります。あるいは、創意工夫をしているところは生き残るのです。
 そういう苦しい時代というのは、普段は十分に見えなかった努力が見えてくる時代です。どこもうまくいっていたように見えたのが、ずさんな経営をしていたところと、一生懸命に水面下で努力していたところとが、それなりにはっきりと区別がついてくる時代です。そういう「選別の時代」が、今、始まろうとしているのです。
 その選別の時代に生き延びるべく、努力し、精進し、道を開くことが大事です。
 どうか、目先のことにとらわれることなく、王道を歩んでください。その王道は、努力・精進し、汗を流し、智慧を絞り、熱意でもって道を切り開こうとする人の前に開けていくのです。」
(82~86ページ)

人生と真理 へ

「仏法真理」へ戻る