勝ち続ける

 勝ち続けると慢心して失敗するということは、企業でもある。

 成功が続くと、やはり慢心し脇が甘くなるが、3つぐらいうまくいったと思ったあとで、1つぐらい失敗したかなと思うことがあると、引き締まる。

 また、勝ち続けていると考えるときには、客観的な情勢判定ができていない場合のほかに、もう一つ、本当の戦いをしておらずチャレンジしていない場合がある。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『勇気の法』で以下のように説かれました。

「「勝ち続けると慢心して失敗する」ということは、企業のレベルでもあります。
 松下幸之助は、「あまり成功が続くのは良くない。だから、三回ぐらい成功したら、一つぐらいは失敗したほうが良いのだ」ということを述べています。
 この言葉は、もちろん、“失敗のすすめ”ではありません。
 成功が続くと、やはり慢心し、脇が甘くなります。うぬぼれて緩くなり、自らが見えなくなって、ドーンと大きな失敗、破滅的な失敗をすることがあります。しかし、三つぐらい、「うまくいった」と思ったあとで、一つぐらい、「しまった。失敗したかな」と思うことがあると、それで引き締まります。それによって、ちょうど、塩を加えた料理の味がキュッと締まるように、「反省し、謙虚にならなければいけない」という気持ちになることがあるのです。
 松下幸之助の言葉は人生の名人としての言葉でしょう。
 それから、単に「勝ち続けている」と考えるときには、客観的な情勢判定ができていない場合のほかに、もう一つ、本当の戦いをしておらず、チャレンジをしていない場合がありえます。
 失敗や挫折を単に悪だと見て、それを避けることをもって人生の勝利だと考えるなら、それは間違いです。「飛躍のチャンス、すなわち、魂が変化し開花するような、一つの大きなチャンスを逃した」ということになるかもしれないからです。そういう面も知っておかねばなりません。」
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