逆境の中の心構え

 客観的な事情や条件が悪いことは数限りなくあるが、いつも追い風ばかりが吹いているわけではない。

 そんなときは、「己の心のなかに使命感の灯がともっているか」ということを見ていただきたい。その光がともっているかぎり、あなたがたは前進を続けることができる。

 「光の使命を果たせ」という言葉を、どうか、深く胸に刻んでいただきたい。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『希望の法』で以下のように説かれました。

「私が、あなたがたに心していただきたいと思うことは、「光の使命を果たせ」ということです。この言葉を、どうか、深く胸に刻んでいただきたいのです。
 世間の情勢を客観的に見るかぎり、できないこと、不可能なことは数多くあります。環境だけを見て、できない理由を探せば、それは数限りなくあるでしょう。「これが原因でできない」「こういうことがあったために駄目だった」という言い訳は幾らでもできるでしょう。おそらく、その言葉のとおりであり、言っていることに嘘はないと思います。
 しかし、「世の中や人生には、いつも追い風ばかりが吹いているわけではない」ということも、また真実なのです。追い風のときにしか前に進めないのであるならば、あまりにも弱々しく、また、あまりにも頼りないと言わざるをえません。
 「追い風であろうと、逆風であろうと、風の止まった凪であろうと、しかれども、わが使命を果たす」という気持ちが大事です。
 まず、自分自身の心に問うてください。「使命感に灯がともっているか」ということを己に問うことから始めてください。
 客観的な事情や条件において、悪いことは数限りなくあるでしょう。しかし、そのときに、まず、自分の内を見て、「己の心のなかに使命感の灯がともっているか。たいまつの炎が燃えているか。ろうそくに炎がともっているか」ということを見ていただきたいのです。
 それが大事です。その炎が、その光が、ともっているかぎり、あなたがたは前進を続けることができるでしょう。どのような日が来ようとも、どのような嵐が来ようとも、雨が降ろうとも、風が吹こうとも、雪が降ろうとも、しかし、その灯がともっているかぎり、あなたがたは、毎日毎日、前進せざるをえないでしょう。
 それは、「世の中を照らす」という使命を自分が知っているからにほかならないのです。」
(284~286ページ)

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