協力者

 人生で成功していくためには、数多くの協力者を得なければならない。

 他の人の協力を得なければ、大きな仕事というものは成しえない。

 そのためには、よく人が見えること。人の能力や才能、天運を見抜くことが大切である。

 幸福の科学大川隆法総裁は、『常勝の法』で以下のように説かれました。

「この世においては、「成功したい」と思っても、自分一人の力だけではなかなか成功しないものです。なかには、「私は自分一人の力で成功した」と思う人もいるでしょうし、一人で行うような仕事もありますが、それでもやはり、自分一人だけの力ではないのです。家族や友人、隣近所の人など、だれかの力を借りているのです。まったく自分一人の力ということはありません。
 たとえば、音楽家が、「自分で演奏するだけなのだから、自分一人の力でうまくなったのだ」と思ったとしても、やはり、そうではないのです。その人が世に出るためには、多くの人の力が必要だったのです。
 そして、一般の人は、普通は会社などに入って働くので、一人でやる仕事というものはありません。自分の担当する仕事は一人で行っていたとしても、会社のなかの仕事というのは、お互いに有機的に関連しているため、一人だけの独立した仕事というものはないのです。その人のできが悪ければ、ほかの人がカバーしなければいけませんし、その人のできがよければ、ほかの人もプラスの恩恵にあずかれるという関係にあるわけです。
 そのため、「自分は一人で仕事をしている」と思ったとしても、実はそうではないのです。人生で成功していくためには、やはり、数多くの協力者を得なければいけません。あの世の協力者も要りますが、この世においても、協力者は要るのです。
 その協力者というのは、自分の上司や同僚、部下であることもありますし、妻や夫、子供たちであることもあるでしょうが、他の人の協力を得なければ、大きな仕事というものは成しえないのです。
 しかも、他の人の協力を得れば、力は二倍にも三倍にも、場合によっては十倍にも百倍にもなります。一万倍になることだってあります。
 立身出世をして、一万人の会社の社長になった場合には、一万人の人を、将棋の駒のように動かすことができます。社長として一定の方向性を示すことによって、自分一人でできる以上の仕事ができるわけです。
 成功するためには、自分一人の力ではだめで、どのような人の助力を得るかということが大事です。
 そのためには、よく人が見えることが大切です。人の能力や才能、あるいは、その人が持っている天運を見抜くということです。
 履歴書等を見れば、その人の過去のことはよく分かりますが、それだけでは判断できないものがあります。その人間が発している独特のオーラのようなものがあるのです。
 それは、守護霊や指導霊の助力を得ている人であるかどうかということです。そうした天からの助力を受けている人というのは、霊界からのさまざまな働きかけがあるため、本人の実力以上の仕事ができるのです。
 天界からの指導を受けている人が、しかるべき立場に立つと、その人を助ける人たちがたくさん出てきます。ところが、霊界からの指導も受けておらず、逆に悪霊に憑かれている人が指導者のポストに座ると、その人が引き寄せるのは悪霊の手下のような人になります。逆になってくるのです。」
(47~53ページ)

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